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(・ºωº・)…
淡々としながらも引き込まれる表現描写が素晴らしく
思わず一気読みしてしまいました。
杜松の実さんの作品解説が玄人はだしで
素人の食レポ並みの感想しか書けない語彙力が恥ずかしいです。
タイトル『ゴートラスタ島で、三日月を伸ばしたくて』
の三日月を伸ばしたいは
作中の小説家Yの作品とは少し違う意味合いで
使われているように思いました。
主人公を介して滲み出す崇期さんの想いと
誰も自分を知る人などいない美しい街並みと海の異国の地で
ただ自分と共に過ごす静かな時間。
三日月を伸ばして引っ掛けて、弓矢のごとく
遠く異郷の地へ飛びたい願望をタイトルにしているように思いました。
私も自分が好きな作家のエッセイを読むのも好きですし
そこに書かれた街に行きたいと思ったりします。
読みながら、ふと、浮かんだのが
矢沢永吉の「エイシャンシー」というバラードです。
エイシャンシー(Aegean Sea、エーゲ海)。
ゴートラスタ島は架空の街ですが、
作中に描かれたような雰囲気の街に行ってみたくなります。
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうごさいました。
作者からの返信
最後までお読みいただき、コメント、レビューまで、大変ありがとうございます。
実は、私も「ライクロフト〜」にレビューを書いたのですよ、
でも、私のiPadの文字が小さくて、どうも投稿とキャンセルを押し間違えたらしく、消えてしまいました……ドジ。
Eternal-Heartさんのレビューを先に読ませていただく贅沢にあやかりました。
また時間を置いてじっくり書かせていただきます。それくらい気に入っていますので。
私はふっと思いつきで浮かんだタイトルから小説を書くことがよくあって、「三日月を伸ばしたくて」も、そんな感じではありましたが、実際に紹介の小説内容とはまったく別の意味で響く感じにはなってると思います。
普段は、ユーモア小説とかコメディとか、割合ふざけた小説を書いているんですよ。でも、これを書いたことで、自分の気持ちを反映させるようなエッセイ風小説のおもしろさ、意外な反応をもらえる喜びを味わわせてもらいました。
矢沢さんはあまり聴いたことがないのですが、エターナルさんの小説に色々な曲の紹介があって、それもいいなぁー、と感じました。風景から浮かぶメロディーや歌詞はきっとありますね。
こちらこそ、こういう形で不思議な縁に感謝したいと思います。ありがとうございました。
カクヨムの自主企画は本当にありがたい……
編集済
崇期様
すいません。伝えたいコメントが書けないのです。ただ、素晴らしい作品を読ませて頂き、感謝はお伝えしたくて。
こんな事、初めてかも知れません。
もう、自分の感情が自分で理解出来ないと言いましょうか? まるで主人公の精神が私に入り込んだ様に、様々な感情が溢れて収拾がつかないのです。
それ程までに、私の出会った事がない衝撃を頂きました。
本当に纏まりのないコメントで申し訳御座いません。
只々、感謝を!
※すいません、レビューを書きたかったのですが、上手く表現出来ませんでした。お気に召さなければ、仰って頂けますか?直ぐに取り下げます。
語彙力の無さが悔しいです(泣)
作者からの返信
こんばんは。なかとさん、いろいろ読んでくださりこちらこそ感謝申し上げます。
割合淡々とした文章ですし、実際にしていない旅行、実際にはいない作家、手元にもうない小説のことなどを描いて、それでもなかとさんにそこまで感情を引き起こさせたという事は、やはりすごいのかもしれないな、と我ながら感じました。
自分の中では、あまりに真面目に書きすぎて、この後反動で、とんでもなくふざけた小説『黒いカステラ』を産み出すまでになりました。自分の脳も混乱したのだと思います……。それだけのことを起こした小説ですね。
またこういう小説はぜひ書きたいですねぇ。それまでパワーを蓄えたいと思います。本当にコメントありがとうございました。
なんだろう……なんだかとてもすぅっと読めて、ひたひたと染みわたる文章とでも云うのでしょうか……。すごく好きです。淡々としているのに、温度を感じます。
解説もすごいですね、まるで眼の前に一冊の本があるようです。
「幻想エッセイ」、なるほど、と思いました。単に、まるでブログにでも書くように作者の言葉のまま書かれるものよりも安心(赤裸々にすぎると反応に困ってしまったりするので……)して読めますし、きちんと作品として昇華されているのは素晴らしいですね! 崇期さんの文章にも合っているのではと感じます。
素敵な作品を読ませていただきました。またお邪魔しますね(^^)
作者からの返信
烏丸様、コメントありがとうございます。
そうですね、実は、私も書いた当初、淡々としすぎてて、そこが「良くない」というふうに思われる方もあるのではないかと、それを一番心配していました。
なので、「ブログよりも安心して読める」というご意見、「なるほど」と、少し虚構が入っているということの効果がそんなところにあると思わず、このお話の個性として受け止めていいのだな、と思うことができました。
意図せず書いてみたらこういう文体になったのですが、素敵なお言葉をいただけて幸いです。
また良いものが作れるよう頑張りますね。
ぜひまたお会いできたら嬉しいです。
解説、採用していただきありがとうございました。
長い作品では、確かに無いですが、短い中にもしっかりと詰まった哲学があったので、書いていて楽しかったです。
今、佐野さんへの返信を読んでいますが、私も普段はここまで深くはかみしめて読んでいませんよw
それに、噛みしめるだけの内容が含まれている作品と出会うのは稀ですからね。
解説を書かせて頂いて、自分の創作活動でも、もっと意識して書けるところがあるな、と勉強になりました。
いい体験が出来ました。改めまして、ありがとうございました。
作者からの返信
こちらこそ、本当にありがとうございます。
まだまだ企画は期限が残っていますから、最後まで頑張っていきます。
「君は霧中」の描写のすばらしさは、普段の研鑽の賜物なのだろうなと思っておりました。不思議な味わいの作品でもあります。
こうやって実際書いていただいたことで、この企画の妙味が実感できました。
今後もよろしくお願いいたします。
こら、崇期さま!この素敵な作品をなぜ「証しの里」にもお寄せ下さらなかったのですか!? … いっぱい褒めてあげたのに!
友未には、これぞまさしく崇期さまが崇期さまであることを証す究極のアイデンティティー作品であるように思えました。
主人公の言葉にどこまで作者自身の姿が投影されているかはともかく(でも、かなり投影されているとは思います)、崇期さまにしか書けない傑作であることは間違いありません。崇期さまらしい虚構まみれの世界なのに文学的香気が高く、全くあざとさがありません。文章そのものも非常にユニークで、地声の散りばめられた終章にも、見事に引き込まれてしまいました。
それに、杜松の実さまの解説がまた凄い!
それでも、やっぱりあとがき要らん!
作者からの返信
どーもー、友未さん、お疲れ様です。
「あとがき要らん」はもう、ギャグですか?
「証しの里」はもちろん存じ上げておりましたが、私が濃厚に出ていることは出ていても、表向きは「虚構旅行記」「虚構エッセイ」として書いたので、「違うかなぁ」という気持ちでした。
それに「証し」や「アイデンティティー」の言葉の重さが……。パニック障害も会社の倒産も子どもの頃飼っていたサワガニがゴキブリ◯イ◯イに入った話も実話ですが、ただ日常や人生の思い出を描いた、という軽い感じで捉えていたのだと思います。
本当に自然に書いて、こういう自分の身近な内容、生の声を乗せても小説になるのだなぁ、ということに気づいた、私にとっても記念碑的なものですよね。
こうして時間が経っても読んでいただけることとか、コメントでお言葉をいただけるだけでも十分にうれしいです。
本当にありがとうございました。