「粛慎」! なんかよくわからないのに、なんかかっこいい。こういうネーミングセンスって、ちょっと羨ましい。
ふと思い出したタイトルがあって、でも中身まったく覚えてなかったので検索かけてみました『流氷民族』(山田正紀)……え、ヴァンパイアものだっけ、オホーツク関係してなかったっけ?
と思ったら『流氷民族』の検索結果にはオホーツク文化圏の話がひっかかったりw
いまさらいうのもなんなんですけど(いや、最初もいってるかもw)「魚々島」ってどーなんよ! と思いながら、気づくと慣れてて、いまになって見ると逆にかっこいいような気がしてくるから不思議w
しかし、まさかたつきより先に雁那の出自が明らかにされるとは、おどろきw
作者からの返信
感想ありがとうございます!
「粛慎」は最初読めんわ意味わからんわで採用迷ってたんですが、慣れたらわりとアリですよね。魚々島も熟れたら癖になるっしよ?w わりとこの小説、そんな名前ばかり採用してる気がしますわ。
流氷民族、名前だけ知ってるやつですがそんな話でしたか。オホーツク文化は資料が少ないので、題材にした小説とかは極端に少ないので意外でした。まあ謎だらけなので適当ブチかませるというメリットもあるんですが。今作のようにw
山田正紀はゲロ上手な反面、私には重厚すぎて一冊くらいしか読めてない(それもミステリー)です。SF好きの先輩がイチオシだったんですが……何書かせても一流というイメージです。
そうですね。私も意外でしたが、もちろんタダでペラペラ話す雁那ではなく。話した分を取り戻す気なのでしょう。
続きがんばって書きます!
>極上の甘みが暴れる渋みの手を取り、舌先で優雅に踊り始めた。
気のせいかも知れませんが、連載再開して以来、この手の、なんと言いますか、ゴージャスと言うかロマネスクと言うか、そこはかとなくブルボンな香気の漂う文章が、あちこちにしれっと入ってきてるような気がするんですが……。前からだった?
>だが、洗面所で見た衣装はただの市販品だった。
だから、サンプル採取して分析すれば判るってタイプの代物じゃないんだって w。
神社関係なんて、縄一本、紙切れ一枚から、聖域だの魂だのを気ままに設定したり解除したりする連中なんだからさー、あんまりマジメにスペツナズ流の戦術マニュアルなんか活用したらバカ見ると思う……っていう方向性と見ましたが、いかがっしょうか ^^。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
>気のせいかも知れませんが、連載再開して以来、この手の、なんと言いますか、ゴージャスと言うかロマネスクと言うか、そこはかとなくブルボンな香気の漂う文章が、あちこちにしれっと入ってきてるような気がするんですが……。前からだった?
えっ、どうでしょ。自分ではそんな自覚ないんですが。確かに一捻りした文章は意識してますが、それは以前からですし。ブルボンとは……?w
こういうのは大抵直近で読んだ作品の影響なんですが、影響受けるほど読み込んだ小説が最近ないですし。あ、でももしかすると湾多さんの影響かもですね。引き摺られるというか意識してたのかもしれません。無意識にw
>だから、サンプル採取して分析すれば判るってタイプの代物じゃないんだって w。
神社関係なんて、縄一本、紙切れ一枚から、聖域だの魂だのを気ままに設定したり解除したりする連中なんだからさー、あんまりマジメにスペツナズ流の戦術マニュアルなんか活用したらバカ見ると思う……っていう方向性と見ましたが、いかがっしょうか ^^。
半分正解という感じですかね。
神風VS世界は概ね格闘技漫画路線で、オカルト部分は二割くらいです(ないとは言わない)。蓮葉とかはあっち側に近く、それこそ軍隊の教本を笑うような展開を狙っています。
一方で、じゃあ「カルトかよ!勝てるわけねーよ!」という話でもなく、ゴーストバスターズよろしく「物理と知恵で妖怪を何とかする」というのも醍醐味だと作者は思っておりまして。
つまりまあ、どっちに転ぶかはまだ言えない、というところなのですw
【後幕】畔 蓮葉 VS 八百万 浪馬 其の六 感想
>荒楠は霧吹きを手に、観葉植物の葉を一枚一枚手入れしていた。
思いつきなんですが荒楠の植物好き設定。この後のたつきVS荒楠の展開に絡みそうな…
>背の足りなさを踏み台でカバーしているのが何とも健気だ。
そーいやたつきとどっちが小さいんでしょうね?
>「それは好きだけど……そのジャムは、入れて飲むの?」
>「飲みながら食べる」
紅茶と(お茶請けの)ジャムの組み合わせは何か聞いたことある
>甘味の欠片もない
>極上の甘みが暴れる渋みの手を取り、舌先で優雅に踊り始めた。
「うむ」。
“極上”“優雅”といったタームのチョイスが“ブルボンみ”を出してるのかも。
>反射的にスプーンを掴み
この辺もたつきらしさが出てると思った。
あと烏京も同じムーブしそう。まあ、彼はそもそも他人(特に敵)の出した食べ物口にしないでしょうが
その辺もたつきの“異常なまでの普通さ”が出てますね。
>「ね、わたしも聞いてい?」
良い。たつきっぽい。
>荒楠は極度の暑がりでな
コレ弱点バラしてるんじゃ。それとも傍点打ってるから何かの伏線なのか。
同様に傍点あった「荒楠の鎧」。むしろ鎧脱いだ時の方がヤバい“武威”(『幽遊白書』)タイプなのか?
>雁那は後襟を捕られたように引き戻された。
>雁那は、緑の炎を湛えた双眸で、
>始まり同様、唐突な終わり方だった。
今回の「うむ」その2。
>その瞬間、全ての植物が色を失った。
>リビングの床に何かが転がった。切り落とされた鳥の首だった。
>鉢植えが色を取り戻す
>雁那は落ちた首を拾い上げた。そのまま手を伸ばし、鉢植えの縁に飾り付ける。
まさか、この演出の為だけに荒楠さんガーデニングと木彫りを…
>全て、全て。
さらっと上手い繰り返し。
考えて出たというより書いてて自然に出たっぽい。
作者からの返信
おっと、すまん!
暑さにやられて、返信忘れてた。
次話もやっと書きあがったので、早速。
それでは改めて、毎回感想ありがとうございます。
>>荒楠は霧吹きを手に、観葉植物の葉を一枚一枚手入れしていた。
>思いつきなんですが荒楠の植物好き設定。この後のたつきVS荒楠の展開に絡みそうな…
さあて、どうだろう。
ちなみにロシアでは寒さのせいか、屋内観葉植物が多い傾向があるそうな。
>>背の足りなさを踏み台でカバーしているのが何とも健気だ。
>そーいやたつきとどっちが小さいんでしょうね?
これは雁那の方が小さい。
中学生と小学生高学年くらいのイメージ。
何度か書いてるが、ここは改めて描写を書き加えておこう。
>>「それは好きだけど……そのジャムは、入れて飲むの?」
>>「飲みながら食べる」
>紅茶と(お茶請けの)ジャムの組み合わせは何か聞いたことある
次話で明かしたが、ロシアンティー。
>>甘味の欠片もない
>>極上の甘みが暴れる渋みの手を取り、舌先で優雅に踊り始めた。
>「うむ」。
>“極上”“優雅”といったタームのチョイスが“ブルボンみ”を出してるのかも。
ブルボンって誉め言葉だよな。なっ!?w
この手のグルメ描写を考える度に脳裏を「鉄鍋のジャン」が過ぎる。
>>反射的にスプーンを掴み
>この辺もたつきらしさが出てると思った。
>あと烏京も同じムーブしそう。まあ、彼はそもそも他人(特に敵)の出した食べ物口にしないでしょうが
>その辺もたつきの“異常なまでの普通さ”が出てますね。
作者もそう思った。
敵地で何も考えず飲食する辺り、警戒心の欠片もない。
>>「ね、わたしも聞いてい?」
>良い。たつきっぽい。
そう言ってもらえれば何より。
たつきが一番キャラが立ってない気がしてたので。
>>荒楠は極度の暑がりでな
>コレ弱点バラしてるんじゃ。それとも傍点打ってるから何かの伏線なのか。
>同様に傍点あった「荒楠の鎧」。むしろ鎧脱いだ時の方がヤバい“武威”(『幽遊白書』)タイプなのか?
まあ、弱点と呼べるほどのものではないか、克服する自信があるのか。
武威懐かしいねえ。
ああいう逆張り設定は確かに大好きだが、さーてw
>>雁那は後襟を捕られたように引き戻された。
>>雁那は、緑の炎を湛えた双眸で、
>>始まり同様、唐突な終わり方だった。
>今回の「うむ」その2。
この「うむ」、何かに似てると思ったら、「らーめん」シリーズの有栖川の大仏顔だな!
ともあれ、これが出ないと落ち着かないw
>>その瞬間、全ての植物が色を失った。
>>リビングの床に何かが転がった。切り落とされた鳥の首だった。
>>鉢植えが色を取り戻す
>>雁那は落ちた首を拾い上げた。そのまま手を伸ばし、鉢植えの縁に飾り付ける。
>まさか、この演出の為だけに荒楠さんガーデニングと木彫りを…
いや、流れで勝手に出て来た。
木彫りも、手持ち無沙汰だったら荒楠何やるかなと考えて自然に……「キャラが勝手に動く」の一種だな。
>>全て、全て。
>さらっと上手い繰り返し。
>考えて出たというより書いてて自然に出たっぽい。
確かに。
文章のリズムを考えてたら、わりと何かこう、ポエム的なものが出てくることがある。後で消すことも多いけどw