不変

“また明日” が当たり前に来ると思ってた

仲良い友達の笑顔とか

大好きな人の幸せそうな顔とか

そんな日々が当たり前だと思ってた


色を失くした日常で

無い物ねだりを繰り返し

目の前の喪失に恨み辛み

お悔やみで拭えない昨日を弔い


爪痕は今日も癒えず

愛した過去は戻りゃしない

「希望」という万能薬でも治せない物だから

ただただ手を合わすしかなかったのだ


あれからもう10年か

僕もクソッタレた大人になってしまったよ

知らぬ顔して今日も日々は過ぎゆくけど

青空だけはそのまんまだな


良い事ばかりの人生じゃない

それは誰だって分かっているけど

でも捨てたもんじゃないと思いたいよな

そう言う人生だからこそ

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