からかったでけですよ
「「…」」。
あぁ…。この
気を抜いたら今にも逃げ出しそうなくらい空気が
今ソニアと僕は皿洗いをしている。
水は海岸に
安心してくれ。ちゃんと1回、
飲み水や
と言うかそんなことはどうでもいい。早くこの
「私、レティさんがいるって知らなかったです。」
え?言ったよね僕?
「やっぱり
「ちょっと待って…ソニア?僕言わなかったっけ?森で女性を助けたって。」
確かに言ったはずだよ。
「森で女性を助けたと言う話は聞きました。でもまだ一緒に暮らしていたとは思いませんでした。」
うそ~…
「2人での生活はさぞ楽しかったのでしょうね?」
今度は顔すら笑っていないぞ。ソニアってこんな顔もするんだ…。
「い、いや。本当にごめんなさい。でも隠すつもりはなかったんだ。」
ダメだ。うまい言葉が見付からない。
「森で助けて、そのままの流れで今日まで来た感じなんだ。本当だよ?」
自分でも何を言ってるのかよく分からなくなってきたぞ。
僕があたふたしているのを
しかし、次の
「
そう言ってソニアは片付けの手を止めて僕に頭を下げてきた。
「い、いや。僕も説明が
つられて僕もソニアに頭を下げる。
2人で頭を下げ合っている変な
「ふふふ。」
ソニアが先に笑い出す。それにつられて僕も笑いが
「あはは。」
これで
なんかホッとしたらドッと疲れが出てきたぞ。
「ありがとうソニア。助かったよ。」
一通りの
「今お茶を用意するから
「手伝いますよ?」
「
「そうですか?それじゃぁお言葉に甘えますね。」
「うん。すぐ
ソニアは
さて、さっさとお湯を
僕は
*
「
ふいにソニア殿がそう声を掛けてきた。
先程とは違って顔が
ロシエル殿と何を話したのだろうか?気になるが人の事に首を突っ込むほど私も
「えぇ。どうぞ。」
そう言うと私は持っていた本を閉じ、ソニア殿が座れるよう、少し体を横にずらした。
「失礼します。」と言ってソニア殿は私の
しかし、見れば見るほど美人だ。
「今日の主役に片付けをお任せしてしまい申し訳ありませんでした。」
「気にしないでください。私たちも今日からここでお世話になるんです。これくらいしなければ
やはり、ロシエル殿が言っていたように
「
そう言うとソニア殿は
「ソニアさん。頭を上げてください。私もここではルービスさんにお世話になっている身なんですから。」
「そうはいきません。
まぁ、そう言われると何とも言えないけど…ここの生活で先輩として
よくよく考えてみるとロシエル殿におんぶに
「いえ、本当に…先輩らしいことなんて何もできませんから…」
そろそろ私もたじたじな
「あ!そう言えばソニアさんはおいくつなんですか!?」
我ながら苦しい質問だと思う。
でもこうでもしないと話題を変えられない。
「歳ですか?今年で16です。レティさんはおいくつですか?」
ソニア殿は年下でした。
「私は今年で18になります。」
「それではやはり先輩ですね!」
また話が振り出しに戻りそうな予感…
「おぉ~。盛り上がってるね。」
ロシエル殿がお茶を持って登場。助かった。
思わず私はホッとしてしまった。
「おまたせ。熱いからゆっくり飲んでね。」
そう言いながらソニア殿と私に順番に紅茶の入ったカップを渡していく。
「いい香りですね。」
ソニア殿は紅茶の香りを楽しんでいる。
「ヴィンさんは…起きそうにないか。」
ヴィン殿は
ロシエル殿はそう言うとヴィン殿の近くに座り自分のカップを手に取り、ゆっくりと紅茶を飲んでいく。
「ソニア。レティ。申し訳ないけど他の部屋の
そうなりますよね。こればかりは仕方ないだろう。
「もちろん。私は構いませんよ。」さすがにソニア殿を
「レティさんがよろしければ
ソニア殿も
「
ロシエル殿はそう言うと少し疲れたような顔をしていた。
無理もないだろう。この
ここに居る誰よりも動いていたのだから疲れるのは当たり前だろう。
「ルービスさん?そろそろお休みになった方が…」
ソニア殿も心配そうにロシエル殿に声を掛ける。
「いや、大丈夫だよ。」
ロシエル殿はそう返事をするが、やはり疲れは隠せない様子だ。
「あとの事は私がやりますから、休んでください。」
私も休むことを提案する。
「いや、本当に、今日はあまり寝たくないんだ。」なるほど。そう言う事か。
寝て夜が明けたら
私も今日は寝れる気がしなかったから痛い程気持ちがわかる。
「そうですよね…。楽しかったのでつい忘れてしまってましたけど…明日なんですよね。」
やはり誰にとっても明日は
「今日はこうして
私からの提案だ。寝れないのならせめて楽しい話でもしていた方が気も
「そうだな。」
「そうしましょう!」
2人も同意してくれた。
こうして
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