リプレイ:05(朝)アイザックチームと遭遇
フィー「そう言えば、そのクランクっておっさんは何かを盗んだって話だったけど、何を盗んだんだ?」
GM「ああ……最初からやり直したついでにエイザンから聞いたことにしよう」
GM/エイザン「ホワイトスフィアという白い色をしたマギスフィアだ」
オビ「白いマギスフィアですの?」
オビは不可抗力から男の娘設定になり、お嬢様口調になりました。
と言うことで、前回に引き続き、フィーとオビが参加、ユグが休みの為フェローになります。
フェローとは、SW2.5から出来た不参加PLが居てもシナリオを進められるようにするNPC化のルールである。
行動は限られるか、こうして日をまたいだセッションをする場合、不参加が居ないから出来ないということは極力なくなるのでありがたいです。
GM「さて、それでは奈落に吸い込まれた所から始めます」
時間は朝、周りは砂漠。暑さで冒険者達は消耗します。
HPかMPのどちらかに2点の魔法ダメージを受けて下さい。
オビ「いきなり2点?」
なお、暑さによるダメージの為サーマルマントとか水を被ります等の理由があれば回避できます。
フィー「サーマルマントあるぜ!」
オビ「持ってない」
フィー「変えなかったのか?」
オビ「買わなかったのですわ。こんな暑さなんともありませんわ!」
フィー「あえて買わなかったのか!?」
GM「気合いで耐えるのか!」
オビ「その代わりに、北向きの針を買いましたわ」
フィー「使うのかそれ?」
GM「あ、ユグちゃんもサーマルマント持ってないや。光合成しよ」
フィー「そうか葉っぱ付いてんのかコイツ、一枚抜いとくか。どうなるだ?」
GM「たぶん、ピク○ンみたいに死ぬんじゃない?」
フィー「アワワワワ~(裏声)」
オビ「止めろ止めろ!」
と言うわけで、オビとユグがダメージを受ける。
冒険者達が先に進むと、赤い大岩が立ち並ぶ荒野。君達は捜索続けていると何やら音が聞こえてくる。
フィー「隠密判定を振りたい!」
GM「あ、隠密じゃなくてここは探索判定になる」
フィー「え?」
二人は困惑しつつ探索判定を振りフィーが成功。
GM「一人でも成功すれば成功。岩影で丁度見えなくなっていたボロボロの魔導機の集団が見えた。条件反射で君達は隠れることになる。隠密判定は自動成功します」
フィー「よっしゃ!」
こちらからはボロボロの魔導機が見えている状態なので、フェローユグちゃんによる魔物知識判定を行い相手がドルンであるということが分かる。
更に魔導機文明語で機械達が何かを発しながら徘徊している為、解読できるユグちゃんを通して通訳をする。
GM/ドルン達「ハイジョ……キケンインシヲ……ハイジョスル……シロ」
フィー「周りに誰か居るの?」
GM「いない。何かパトロールしてる感じ」
どういう理由でここに魔導機がいるのかを冒険者は話し合うことになる。
奈落の性質上近隣の空間がごちゃ混ぜになった物であるということで、もともとこの魔導機等はこの近辺に元から居たのではないかと冒険者は推測し始める。
フィー「俺の経歴的に一所に長く居たことがないってやつだから、この近隣のことについて何か知ってたりしないのか?」
オビ「確かに知ってそうですわ」
GM「なるほどな。それじゃあ深くは知らないけど、ゴハンヤの町であの魔導機達を見たことある気がします。町の警備ロボットだと思います」
フィー「警備ロボット? 守りの剣は無いんだ?」
GM「守りの剣が無い代わりこのロボット達が守っていたなと思い出す」
ここまで聞いて冒険者達は話し合いどうするか決めた。
フィー/PL1素の声「スルーしちゃうか? うかつに壊してもな」
オビ/PL2素の声「うん、それでいいと思う」
GM「よし、それじゃあスルーする方向で」
魔導機械達が通り過ぎていった。
フィー「あ、どっか行っちゃうのか」
そうしていると、岩影から声が上がる。
GM/???「おーい! お前らー!」
と、声の先を見るとガントレットを着けた腕が手を振っているのが見える。
オビは何かを察したように鼻で笑いつつ、近づくと岩陰にボロボロで負傷したアイザックチームだった。
フィー「あ、いた。笑」
オビ「東西南北に分かれてませんでしたっけ?」
GM「うん、なんかさっそく接触してしまった」
アイザックも少し負傷しているけど、特に一緒にいた女の子達が負傷している。
GM/アイザック「良かったそっちは無事みたいだな。見ての通りこっちはボロボロだ」
オビ「どうしてこうなりましたの?(笑いを堪える震え声)」
GM/アイザック「近くに魔導機械いてな、先手必勝で攻撃したんだが逆に不意打ちを受けてな、プリーストの子が被害にあってな……何とか逃げて来たんだがこの様だ」
フィー「何故喧嘩を売ったんだコイツ……」
アイザック達は何とか逃げ延びて物陰に隠れた所だったらしい。
フィー「お前冒険者何年やってんじゃ」
GM/アイザック「俺達はここで少し休息をとってから、復帰する。たぶん、そろそろあの魔導機械もいなくなった頃合いかしれないが、お前らも注意しろよ」
と、言ってきます。
フィー/PL1素の声「あんなのに手を出してもしゃーないやろ。何で手を出したん」
オビ/PL2素の声「女の子の前で、かっこいい所見せたかったんじゃん?」
フィー「頭殴っとくわ」
アイザックは置いておいて、女の子の冒険者達の手当を行うことになるにあたり、アイザックから提案をしてくる。
GM/アイザック「良かったら薬を持ってないか? 傷の手当てで随分使っちまったんだ」
フィー「そんなこと言っている間に、女の子にポーションかけとくぞ」
GM「いや、薬を使い切ったから補充分でほしいってことです」
オビ「よこせってこと?」
フィー「はあ? てめぇ元々もってなかったのかよ!」
二人が笑いつつ、アイザックの話しとして予備が欲しいと言うことです。
フィー「この野郎……」
オビ「まあ、一本上げましょうか?」
GM/アイザック「もちろんタダとは言わねぇよ、これと物々交換ということで手をうたないか?」
オビ「本当に?」
アイザックは羽織っていたサーマルマントを外して――
オビ「欲しいから渡すわ」
皆笑う。
オビ/PL2素の声「もう一個上げたら、何かくれるものがグレードアップしたりするの?笑」
GM「サーマルマント一枚しか無いよ。気持ちで渡してあげて。笑」
フィー「コイツ、サーマルマントしか持ってないのかよ。アホなのか?」
GM「いや、今渡せる物がサーマルマントだけってこと、あとは保存食とか無いと命に関わる物ね」
なんやかんやポーションを3本ぐらい渡してくれた。
フィー「サーマルマントくれるってことだが、アイザックはどうするんだテメェ」
GM/アイザック「気合いで何とかする!」
フィー「なめてんじゃねぇぞ!」
オビ「わ、私は……金がなかった、そう金が無かったんだ!」
オビの挙動不審に笑いつつ、アイザックに活を入れる。
フィーは一緒に行動しないかと誘ってくるが、これ以上お前等の足を引っ張るわけにはいかないとアイザックは、冒険者達を促す。
フィー「じゃあ、一つかしだな」
と言うことで、ここのエピソードは終わり。特殊ルールで経験点1000点と成長点1点追加。
フィー「ここで経験点入るの!?」
GM「今回のセッションの特殊ルールね」
オビ「へー」
成長点をそれぞれ振り、今回は終わり。
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