シナリオ:出目7~8漂流者との遭遇か|蜃気楼《しんきろう》?

 1dを振りランダムでイベント内容が変わる。


○出目1 蜃気楼しんきろう

 砂漠の先にオアシスが見える。

 HPかMPを6点消費すると前へ進める。

 消費する前に〈危険探知判定〉を任意で宣言し目標値8を達成するとオアシスが蜃気楼だとわかる。

 消費して進んでしまった後、オアシスが蜃気楼だと気づいてしまい一同ガッカリする。消費しない選択肢を取るとその場から離れる。



○出目2 オアシス

 砂漠の先にオアシスが見える。

 HPかMPを6点消費すると前へ進める。

 消費する前に〈危険探知判定〉を任意で宣言し目標値8を達成すると本物であることがわかる。消費しない選択肢を取るとその場から離れる。

 オアシスに到着すると、砂漠には似つかわしくない緑と泉のように大きな青い水溜まりがある。

 水を飲むと上手い!

 少し休憩することにHPとMPが全回復する。

 更に泉へ入ると防具が光だした。

 持っている防具に何かの加護が着いたらしく今までの防具に光沢が着いたように光輝いていた。

 身に付けていた防具に対して〈泉の精霊の加護〉が付加され永続的防護点+1される。



○出目3~4 サンリアと遭遇

 砂漠を歩いていると、1人の女性神官が歩いているのを見かける。

 話しかけるなら、彼女は気さくに返してくる。


「あらー、こんにちは! 皆さんこんなところでどうしました? 迷子ですか? 私も迷子なんです」


 と訪ねてくる。名前を聞くと、


「私の名前はサンリアと申します。神の指先ミルタバル様を信仰しております」


 と、答える。

 ミルタバルの信仰についてPLに説明する場合、大神の1人であり冒険者の神であることだけを伝えると面白いかもしれない。

 どうしてここに1人でいるのか質問すると、


「パンリカから派遣された冒険者なのですが、仲間とはぐれてしまいまして困っていたんでよ」


 と、言ってくる。

 どうやら君達と同じ依頼受けた12人の冒険者の1人だとわかる。

 着いてくるかと聞けば、


「宜しいのですか? ありがとうございます!」


 と同行するようになる。

 頑張れよなどの突き放す言葉を放つ場合。


「はーい、頑張りまーす! 皆様もお気をつけて。神の指先ミルタバルにかけて」


 と1人で何処かに歩いていってしまう。

 詳細はNPC一覧にて。



○出目5リトルとの遭遇

 砂漠のど真ん中で、布切れを被った小柄の人影歩いていた。

 こちらに気づかない様子で、話しかけると驚いた様子で振り返る。

 正体は少女だった。


※クランクが同伴している場合

 クランク発見の流れと同じになる。URL参照。


「ひ、人ですか!? 本物!? し、蜃気楼じゃあぁぁ……」


 と、驚いた声を上げる最中に電池が切れたようにその場で倒れてしまった。

 声をかけても動かないため、様態を見るとどうやら熱中症で倒れてしまったみたいだ。

 少女には大きな獣の耳が生えており、レプラカーンであることがわかる。

 因みに羽織っている布の中は服がビリビリに破かれほぼ全裸に近い。

 水を与えて日陰を作って上げないと回復せず、万が一何も用意できない場合、彼女をおぶって次の時間帯に進み用意しないと助からないかも知れないと伝えてください。

 適切な処置を行い安静にさせると、少女は目を覚ます。


「助かった……ありがとうございます。なんとお礼を言っていいのやら」


 頭を下げて少女は自己紹介する。


「私の名前はリトルと申します。皆さんは冒険者の方々ですか?」


 リトルの質問に回答しつつ彼女は経緯を説明する。無所属だがマギテック技師でゴハンヤ町から少し離れた一軒家に暮らしていた。

 そこに突然蛮族達が現れ、家を襲撃される。町の護衛用である魔動機械達が助けてくれるはずなのだが、全く現れず命からがら逃げて来たらしい。


「近くのゴンハヤに向かっていたはずなのに、家の周りが砂漠だらけになってしまってて……家に帰ろうにも、家すら見失ってしまいました」


 落ち着いたリトルはポケットから飴を人数分差し出す。


「ごめんなさい。今はこれしか持っていなくてお礼が出来ません。所属している冒険者ギルドを教えてもらえれば、家に帰り次第ちゃんとお礼をします!」


 と、君達の名前を聞こうとする。

 謙遜する場合、頑として引かない姿勢を見せる。


「いえ! そう言うわけにはいきません! 貴方達は命の恩人――」


 と、力んでいるとリトルから腹の虫がなる。彼女は聞こえなかったふりをしているが、保存食を与えると最初は遠慮して受け取り拒否をするも空腹に負けて食べてしまう。


「これ以上は良くしてもらう訳にはいきません! 必ずお礼をさせてもらうのでこれで失礼します! ありがとうございました!」


 と冒険者から離れようとする。

 見送ると何もない砂漠の方へかけていき消えてしまう。

 行く宛があるのかなど引き留めてきた場合、宛はないがこれ以上お世話になるは申し訳ないとリトルは言う。

 冒険者が、危ないから着いてこないかなど理由付けして引き留めた場合。


「良いんですか? 私足手まといになっちゃいますよ?」


 と聞き返してくる為、大丈夫であるみねを伝えると「ありがとうございます!」と頭を下げ盛大にお礼を言いリトルは同行する。

 詳細はNPC一覧にて。


 何故服を着ていないか訪ねると、「見たんですか!?」顔を赤しながら蛮族に教われそうな所を間一髪で逃げ出したことを教えてくれる。


○出目6 魔物と遭遇

 ルールブックに記載がある魔物を種族問わず適当に出して戦闘に入る。

 目安としては、冒険者レベルの平均値位の魔物をPL人数-1した数を召喚させて、プレイヤーを消耗させよう。



 上記のいずれかのイベントが終わり次第経験点1000点獲得し「シナリオ目次」へ↓

https://kakuyomu.jp/works/16816452218941002533/episodes/16816452219016703891

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る