シナリオ:出目5~6魔動機文明の小さな廃墟
荒野を歩く中、君達は小さなドーム状のオブジェを見つける。
大きさは4~5人用テントと同じぐらいの大きさ。入り口も1つある。(探索判定or見識判定9:魔動機文明時代の遺跡だということが分かる)
※クランクが同行している場合、
「ここは……」
と言って駆け寄り、
「ここは、もしかしたら俺の先代から言い継がれていたホワイトスフィアのプロトタイプを開発した場所じゃねえのか?」
と話す。
詳しく聞くと、
「ここからラージャハに実験場が移り変わったってことしか聞いたことがないんだ。もしかしたら、何か資料が残っているかもしれないな」
と何が起きたのか等彼は知らない。
①中に入らない。
そのまま立ち去っても良い。君達には目的がある。遺跡を後にすることにした。
経験点1000点獲得し「シナリオ目次」へ↓
https://kakuyomu.jp/works/16816452218941002533/episodes/16816452219016703891
②中に入る。
入り口から下に続く階段が続いている。
響くのは君達に靴の音のみ、奥は暗くなっており明かりが必要になる。(照明がなければ行為判定が-2)
降りきり辺りを照らすと、そこは通路がありいくつか部屋がある。
大まかに気になる部屋が3つあり、探索できる。主に《魔動機文明語》で部屋の扉に表札が書いてある。
・管理室
大きなモニターのあり、PL視点で言う機械やパソコンのような物が壁や机に取り付けられている。
適当なボタンを押しても、何も動かない。
少し探っていくと、壊された古いマギスフィア(大)が埋め込まれている。
マギテック技能かセージ技能を持つ者は、このマギスフィア(大)を新しい物に入れ替MP50を消費(複数人や魔晶石使用でも可能)することで一時的にシステムを復旧し遺跡内を明るくしたり設備を作動させることが出来ると理解する。
しばらくすると施設の電源がダウンする。
設備復旧後この部屋を調べると、突然記憶が甦る。
この場にいた冒険者達は昔ここに着たことがあることを思い出す。
経緯は不明。
白衣を着た初老の男性に言われた言葉を思い出す。
「……すまなかった。けれど大丈夫だ、君達だけでも助かるように手はうってある。どうか全てを忘れて生きなさい」
断片的だが、切羽詰まった状況で言われた言葉だということだけ分かる。
思い出した冒険者の経歴に「実験場にいた」が追加される。
他にこの部屋を捜索しても目ぼしい物は全くなく機械の様な物達も完全に壊されておりモニター等も付かない。
ここが何の施設だったのか、といった痕跡事態が全く無いことが分かるが、この遺跡はかなりボロボロになってはいるが最近まで使われていたのではないかと思えた。
このイベントが発生した場合500点の経験点が入る。
・実験室
人一人が寝れる台と棚がある。
辺りは瓦礫と埃だらけだ。
人が入れる大きさの円柱形のカプセルも見受けられる。
施設復旧後この部屋を調べると、瓦礫の中に注射針が所々に落ちているのが分かる。
液体は入っていない。
とある棚の中に大きめのケースがあり魔動機文明語で「緊急予備魔晶石、マギスフィア」と書かれていた。
中身を開くと何も入っていない。
・寝室
シーツや掛け布団の無い簡素なベッドが並んでいる。
瓦礫だらけだ。
ただ、壁に明かりを照らすことで何か大きな物が描かれているように思える。
近づいてよく見てみると、何か色つきの粉のような物で描かれていた。
設備復旧時、壁に青空に白い雲、白い床の上に立つ白い服を着た子供(PL人数分)の子供が描いたような絵があった。
ここで、冒険者全員が〈精神抵抗判定〉を行い一番値が高い人を決める。
その冒頭者はふと記憶が沸き起こる。
この絵は、自分が描いたものだ。
ただ漠然とそう感じた。
そして、その冒頭者はふと壁の天井付近にある通気口が気になった。
勝手に身体が導かれるようにそちらへ向かい、わかっているかのように通気口を手で開けた。
通気口の中に手を伸ばすと固いものを掴んで取り出した。
それは魔晶石であるが動物のような形に彫られた綺麗な彫刻だ。
君は魔晶石10点分と経歴「青空に憧れて」を手に入れる。
経験点500点追加される。
この3つのイベントが終わると、探索は全て終了する。
経験点1000点獲得し「シナリオ目次」へ↓
https://kakuyomu.jp/works/16816452218941002533/episodes/16816452219016703891
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます