第2話 袋ラーメン(インスタントラーメン)

 袋入りインスタントラーメン(即席麺)

 通称、袋麺や袋ラーメンと呼ばれている。カップラーメンと比べれば少し手間が掛る食べ物。

 カップラーメンと比べて鍋とか丼の洗い物が出てくるし、1袋分買うより、5袋入りのファミリーパックがどうしてもお得に成るため、色々な味を楽しみたい人はそれだけの買い置き(在庫)を持つ事に成ってしまうだろう……


 今の袋ラーメンのパッケージ(外装)は、アルミ蒸着じょうちゃくフィルム(※)を採用しているメーカーが多く、ビニールだけの包装と比べて、湿気や日光等の光に対してかなりの耐性を持っているので、メーカー通りの保管をしていれば、酸化したり湿気による害も少ない。買い置きがしやすくなったが、賞味期限内に食べるのが望ましい。


 袋ラーメンには加薬かやくが添付されてないのが殆どで、スープに申し訳ない程度の乾燥ネギが入って居るぐらいで有る。また、麺を鍋とかで煮なければ成らないので手間では有るが、袋ラーメン独特の麺のコシも有る。


(※)アルミ蒸着フィルム……プラスチックフィルム表面にアルミを蒸着すること


 最近の袋ラーメンは栄養面も考慮されていて、ビタミン類やカルシウム等が添加されている商品も多い。

 普通の人は1袋食べれば満足感が有るので、軽食やおやつ、夜食等に食べる人も居るだろう。しかし、このたぐいは塩分量が多い(大体5グラム以上)ので、塩分を気にしている人は要注意で有るが、この独特の味が好きな人も多いだろう……。塩分もスープを残す等すれば有る程度調整は出来るので、そこまで恐れる必要性も無い。

 私も最近はカップラーメンよりかは、袋ラーメンを食べる事が多い。何故だろうか?


 コンビニが浸透するまでは、独身の味方と言われていた。カップラーメンと比べれば安くて、かつ誰でも作れて美味しい。そんな栄光の時代も有った……

 しかし、最近再び、袋ラーメンが注目されているそうだ。テレワークの影響や昼食向けの需要等で袋ラーメンが見直されているのだ。簡単に出来て、満足感や安価で済んで、栄養面のバランスも考えられているので需要が有るのだろう……


 袋ラーメンも様々な種類が売られており味も、醤油・味噌・塩・豚骨等、多種多様な味が楽しめる。麺も定番の油揚げ麺やノンフライ麺と有り、カロリーを気にする人も嬉しい。お店の味を再現した袋ラーメンも発売されている。


 私は袋ラーメンマニアでは無いので、大手食品メーカー製を買うのが中心で有る。たまに袋ラーメンの冒険してみるが、結局何時ものメーカー製に落ち着いてしまう。味も、醤油・味噌・豚骨が私のメインで有る。

 袋ラーメンの内容で書いているが、カレーうどん等の袋麺のうどんタイプも有る。うどんタイプは煮る時間がラーメンと比べて長くなるが、袋麺のうどんタイプも美味しい。


 基本は鍋で作るが、袋に直にお湯を入れてカップラーメン見たいに作る強者つわものも居る。私の場合は鍋で作る場合が殆どだ。チ○ンラーメンは丼で作る。

 先ほど鍋で作ると書いたが、電子レンジ専用のラーメン容器も有る。こちらの場合は容器に、袋ラーメンの表示通りのお湯を入れて、麺を入れて、後は電子レンジで調理する物だ。スープの素は最後に入れて完成だ。こちらの方はカップラーメンの作り方とよく似ている。


 袋ラーメンを作る時の最大の悩みは、具材をどうするかだ!

 袋ラーメンは、素ラーメン(具材を入れない)で食べるのが一番美味しいと言う人居る。

 私もその考え方は間違ってないと思う。しかし、素ラーメン(プレーン)では、どうしても貧乏くさく見えてしまう。お金が無い苦学生とか、失業状態で最低限の食事を取るとか……に見えてしまう。


 まぁ、しかし……素ラーメンも美味しいのも事実だ。スープも純粋の味が楽しめるし、具材を乗せる必要が無く、その分のロスが無いため本当の出来たてを味わえる。でも、やっぱり、具材を乗せれば、また美味しくなるのは当然で有る。


 具材の定番はネギ、生玉子、ゆで玉子、チャーシュー、メンマ等が有る。気に入った具材や、冷蔵庫に残っている野菜類等を入れて、アレンジ出来るのが袋ラーメンの最大の長所で有ると私は感じている。

 一番簡単な具材と言えば、やはり生玉子だろう。何処の家でも玉子は常備している家も多いだろう。ネギも定番だが、何時も冷蔵庫に入っているとは限らない。乾燥ネギや加工済みの冷凍ネギを活用する手も有る。


 ちなみに、今の私のお気に入りのメイン具材は“もやし”で有る。値段も安価で一袋当たりの量も多い。

 もやしのインパクトは〇系ラーメンでは無いが見た目が強烈で有る。

 もやしと冷蔵庫の残り野菜類と豚肉の細切れや挽肉(ミンチ)、ウィンナー等をごま油で一緒に炒めて、薄めに(塩分を考慮)塩こしょうや中華だし等、好みでニンニク等を入れて味を付けて、それを完成したラーメンの上に乗せる。醤油・味噌・豚骨味等、好きな味のラーメンで大丈夫だ! 贅沢な気分にしたい時は生玉子を入れる。


 私は手際が悪いので、袋ラーメンを作る前に、もやし炒めを完成させておく。少しでも麺を延びさせたく無いためだからで有る。※


 もやしのシャキシャキ感とが麺とスープに絡まって食べ応えが有る。肉類が入っていれば更にうま味は増す。これからの寒い時期が特に良い! 

 ご飯と一緒に食べればラーメンライスにも成るし、残ったスープにご飯を入れれば雑炊に成る。そこも工夫次第だ!! 


 これ以上書くと、飯テロに成ってしまう恐れが有るので割愛させて頂く……

 お店の味とはほど遠いが、お店気分は十分に味わえるし、食べたい時に何時でも食べられる。

 もやしだけの炒めにすれば、財布にも優しい?


※台所の状況や人のスキル、料理の材料や好みの味付けによって、調理方法は変わって来るので、これはあくまで私の調理方法の場合で有る。

 仮に美味しくなくても、失敗しても誹謗中傷はしないで欲しい……

 料理に自信が無い人は私の方法等は参考にせずに、メーカーサイトや袋ラーメンを紹介しているサイト、コラム等を参考にして貰えれば幸いで有る。


 人それぞれ、オリジナルの袋ラーメンのレシピが有るはずだと私は思っている。

 普通のラーメンで食べるのでは無く、パスタ風や汁無し麺にアレンジしても食べられる。これはメーカー自身が紹介しているから驚きで有る。

 気軽に簡単、美味しく食べられてる袋ラーメン。日本で生まれて、世界中に愛されている……


 健康の事を考えて『毎日食べようと!』とは言えないが、体を壊さないまでは食べていきたいと思っている。

 私が感じた袋ラーメンのお話でした。


 第2話 おわり

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