第9話

「あなたは、燃えるゴミの日に後先も考えず、を処分しようとした。

 それが間違いの元だったのよ!!」

 アイアイは自信満々に胸を張ってみせた。



「ぬうゥ、間違いだってえェ!!

 なにがだ!!」



「無造作に捨てた犯人へつき返そうと違法投棄のゴミの見回りをしていたオバさんが保管してたの!!

 ゴミに出されたをね!」

 


「うぐゥ、だけど!!

 それが犯行に使われたかどうかわかるものか!!」



「わかるわよ!! すでに鑑定結果も出ているわ」


「なにィ!!」



「この形状記憶合金には、あなたの指紋と被害者の由香里さんの皮膚片が付着していたのよ!!

 さァ、もう言い逃れは出来ないわ!!」


「うゥ……!!」



「大事なことなので、もう一度言って差し上げましょう!!」

 上から目線で容疑者の飯沼勝利を見つめた。


「ぬうゥ……、なにィィ!!」




「あなたが、!!」







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