「お前がポンコツなんだろう！！」

「わかったよ。そんなに言うなら！！

　全部まとめて謎解きしてあげるわよ！！

　もォ､往生際が悪いわねェ！！」

「くうゥ、往生際も何も……、オレにはアリバイがあるんだ！！

　証拠がないなら､とっとと失（う）せろ！！」

　手で振り払うジェスチャーをした。

「じゃァ、証拠を出せば観念するの」

「え、なにをォ……､証拠があるのか！！

　あるならとっとと､ここに出してみろ！」

　ついに飯沼勝利も開き直った。

「もちろんあるわ。あなたは、ゴミの分別ひとつ出来ないモノねえェ！！」

「な、なんだとォ……、ゴミの分別？」

「そうよ。ちゃんとゴミの分別が出来ていれば､もしかしたらこの事件は迷宮入りしたかもしれないわ！！」

「なにィ……」

「でも……､あなたは凶器の処分を過失（あやま）ったのよ！！」

「凶器……！！」

「ええェ、あなたが凶器に使ったモノはこれよ！！」

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