第3話 閃光は世界を救う…ですの?!
いつもの草原だ。
「とりあえず適当に歩いていれば盗賊に襲われてる貴族がいるはずですの。今回は貴族と交流を深めてみようと思いますわ。」
「きゃー」
「いましたの!」
「『権能』奈落の太陽!」
チュドーン!
「やられたー」
盗賊は逃走した。
「お怪我は無いですの?」
「大丈夫です。助けて頂き、ありがとうございました。」
馬車の主であろう少女が礼を言った。
「街に向かっていたのでしょう?私で良ければお供致しますわ。」
「いいのですか!私、エリアと申します。よろしくお願いしますね。」
「友好の証にこちらを差し上げます。」
エリアは懐から赤い宝石を出した。
「それは何ですの?」
「これは魔力を増幅させる赤の魔宝石です。
きっと、役に立ちますよ。」
「面白いですわね。頂くですの。」
ピカッー!!
魔法石に触れた瞬間、閃光が溢れた。
「な、なんですのー!」
閃光は瞬く間に世界を駆け巡った。
〜そうして世界は救われた。
〜閃光による世界の消滅を以って…
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