第22話えっと、初めまして
さて、あの後俺は夜11時近くまで膝枕をし続けた。
まぁ、起きた時に1悶着…と、言うか…。
『和泉さんの膝枕寝やすかったです!なんか…気持ちよかったしまた今度お願いしても良いですか…?』
と、きた。
いや、俺はしては…水瀬さんにして欲し…いや、なんでもないです。
『えぇ、俺で良ければ何時でもいいですよ』
と、答えておいた。
どうだ?この忠犬っぷり。並大抵の精神力では成し遂げられないだろう。
「ふぅ…確か集合時間は11時にファミレスか。でも、その前に…」
「おーい!真琴〜!」
と、清水が手を振りながらやってきた。
「おう、お疲れ〜」
俺と清水は別で集合していた。ちなみに水瀬さんも友達と集合してから来るそうだ。
「いやぁ…楽しみだなぁ…」
「ははっ…あんま変な事するなよ?」
「しねぇーよ!今の俺は
そう、胸を張り言う清水だが…
「紳士ねぇ…」
俺は今日の彼の
まぁ、下はデニムパンツ上は白のTシャツ。靴は青のスニーカー(オーセンティック)まぁ、確かに夏っぽくて良いとは思うが問題は手持ちバックだ。
「おい清水。なんだ、この缶バッチは」
「ん?これ?」
そう言い清水が見せてきたのはアニメのキャラ…だろうか。なんか、女の子がプリントされているものだった。
「そう、それ。何それ?」
「ふっふっふっ…よくぞ聞いてくれました!これは秋葉で入手した限定の…」
「あ〜…やっぱ大丈夫ですー。俺知らんし」
「えぇ〜…!これは神作なんだぞ?面白いんだぞ?泣いちゃうんだぞ?」
「なんだその『だぞ?』の3段階活用…」
「むぅ…ま、そろそろ時間だしな。さぁ、いざ行かん!戦場へ!」
「はぁ…なんか心配になってきた…」
そうして俺と清水は一足先にファミレスに向かうことにした。
そして店員さんに後で連れが来ると伝え四人席に案内してもらった。
「なぁ、真琴は誰来るか知ってる?」
「いや、全然聞いてない。てか、聞くの忘れてた」
「えぇ…ま、その方が面白いか」
そう話しているとこちらの席に案内され向かってくる2人組がやってきた。
「お待たせしました和泉さん…」
「は、初めまして〜…」
そして現れたのが水瀬さんとなんか、小さい子だった。
「はぅわぁ!!!」
清水は2人を見てダメージを受けていた。
(真琴!おま、お前!何だこの2人!レベルが…レベルが高いでぇ!?)
(なんで小声なんだよ!)
(いや!普通こうなるわ!1人は清楚な大人びた女性。気品があり、今なんて優しい笑みを浮かべているんだぞ!)
(あぁ、その人が俺の知り合いの水瀬さんだ)
(しかも、もう1人はドストライクなロリっ子!髪は茶髪で身長は…150ぐらいだと見た!そしてちょっと人見知りなのか少し隠れてこちらを伺っている様は…まさに妖精!何だ、俺、今日死ぬのか…?)
そう清水が大興奮していると水瀬さんが話しかけてきた。
「あの、座っても大丈夫ですか?」
「あぁ、すみません。大丈夫ですよ」
そう言い俺の目の前に水瀬さん、清水の前にそのお友達が座った。
「じゃあ、まずは自己紹介しましょうか」
水瀬さんがそう言った為まずは俺から自己紹介することにした。
「じゃあ、俺から。俺の名前は和泉真琴、23歳で水瀬さんの友達です」
そして次は清水が挨拶をした。
「俺は清水一郎。真琴とは同じ会社の同期です。そして同じく23歳!趣味は映画(アニメ)鑑賞とコレクション(アニメ系のフィギュア)です!」
こいつ…上手く言いやがったな。
そして次は水瀬さん達の番になった。
「じゃあ、次は私ですね。私の名前は水瀬花音です。この近くの九十九大学2年生です。ちなみに経営学部で趣味は…料理でしょうか。よろしくお願いします」
そして最後はお友達の番だ。
「えっと…綾瀬陽菜です。花音ちゃんと同じ大学で私も同じ経営学部です。趣味は…」
そう言った瞬間綾瀬さんの目にあるものが止まった。
「あ!それ、感動の話題作品『ハンマーは最強の武器です!いてこますぞコラァ!』の第7話の決めポーズの缶バッチ…!限定レア品なのにどうして…!」
「お!これに目がいくとは…綾瀬ちゃんだっけ、中々お目が高いね!」
「勿論ですとも!ちなみに私も…」
そう言い2人は持ってきていたアイテムをお互いに見せ合い始めた。
てか、それよりもさ…何その物騒な名前のアニメ!?感動要素どこにあるの!?
と、俺が戦慄していると水瀬さんが話しかけてきた。
「あはは…仲良くなれたようで良かったですね」
「ですね…あ、なんか頼みます?」
「そうですね。お昼時ですし…陽菜ちゃん何か食べる?」
「ん!私はまだいいよ!それで…」
「清水は…って話に夢中か…」
「じゃあ、私たちだけで最初に頼みましょうか」
「ですね」
そう言い2人でメニューを見ていると俺はあるのもを発見した。
「カレードリア…美味しそう…」
そう、カレードリアだ。ご飯にカレーをかけただけだと思う諸君。これが違うのだよ。
カレーにチーズそしてそれを焼き上げる。この工程こそが旨味を爆発的に引き上げるのだ。
そう俺が思っていると水瀬さんが笑いながら…
「ふふっ…カレードリアお好きなんですか?」
と、聞いてきた。
「勿論です。俺の好物トップ3に入ります」
「へぇ〜…じゃあ今度作りましょうか?」
「良いんですか!?」
「えぇ。まだお野菜も残ってますし…それに私も好きですよ、カレードリア」
「おぉ!」
そう2人で盛り上がっていると隣から…いや、2人からの視線を感じた。
「…なんだよ」
「いや〜?仲がよろしいと思いまして…なぁ、陽菜ちゃん」
「ですねぇ〜…一郎さんの言うとうりです。それに花音ちゃんもそんなに嬉しそうにしちゃってまぁ〜…」
俺と水瀬さんはそれを聞いて答える。
「「いや、2人には言われたくない」です!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆様!おはこんばんにちは!
青の空です!
はい、という訳で全員が顔合わせしたわけですけど…うん。楽しくなりそうですね!
さて!また嬉しい事にまた☆が増えておりました!
そしてその☆をくれた…
@yukio47 さん
九宝 さん
本当にありがとうございます!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます