ブックカフェで英気を養い、自室で文芸に六時間もかけた日(令和四年四月二三日土曜日)

 しんどさ二/一〇ねむさ三/一〇

 万歩計二九七〇、小指手術後六八日目。

 三回目のワクチン接種の副反応で生活リズムはめちゃくちゃになった。いや、元からめちゃくちゃな気がする。朝起きて昼食べ夜寝る生活をちゃんとおくりたい。

 昨晩は夜の〇時に頭痛がして、頭痛薬を頓服した。眠れずだったがベッドに横になって目をつむってはいた。ふとんではなく、毛布で平気な程度に暑かった。

 眠りたいのに眠気がこなかったのと、なぜか理由はわからないが落ち着かないのでベッドから起き上がり暗い部屋の中を音を立てずに前後左右にうろうろしていた。少しでも疲労して早く眠りにつきたかった。

 そんなこんなしている間に二時から四時までトピアで無料コインの回収をしていた。目をつむって横になるのが苦痛だったのと、アプリに集中していれば気が紛れるからだった。

 そして四時に寝て七時に起きた。昨日の睡眠時間がざっくり一六時間くらい寝ていたので寝不足感は少ない。でも寝不足の帳尻合わせってないのが本当の所な気がする。

 そのまま二度寝せずのんびり出かける支度をして草径庵(そうけいあん)に行ってきた。磯子区岡村にあるブックカフェだ。すっかり常連気取りだ。

 草径庵ではコーヒーを飲みつつ、読書途中だったジャン・クリストフの続きを読んできた。丁度少年ジャン・クリストフが父の死を迎えた所まで、初恋の失恋に終わるあたりまで読んできた。構想一〇年以上、執筆も一〇年、という年代記だ。ノーベル文学を受賞しているからという理由で読みはじめた訳でもなく、単に知的好奇心というか教養が欲しいから読んで見はじめたのであった。文章の物量が凄まじい。最初は入ってこなかった文体も慣れてしまっている。一気読みするにはあまりにも分厚い本なのでしばらく時間をかけて挑戦してみようと思っている。

 そりゃブンとフンとかモッキンポット師の後始末(共に井上ひさしの著作でコメディ)の方がまだスッと俺には入ってくるけどね。

 もしくはスレイヤーズとか、風の大陸とか。どうもたとえが古いんだよ俺は。最新の読書に追いついてない。ぎゃふん。

 昼過ぎには草径庵を退出した。コーヒー代五〇〇円だけで済んでしまった。なんだか申し訳ない気分だ。

 帰宅途中で牛丼中盛を購入して持帰り、自室で昼飯にした。昼の薬も飲んだ。

 帰宅してから文芸の時間にするので、食事をとると眠くなるから昼は抜くかと思っていたが、結局食べてしまった。でも眠くはならなかったコーヒーの効果だろうか?

 一四時から一七時まで骨折の件をまとめた話を書いていた。文芸サークルで全没を食らった作品のリベンジだ。四時間、途中で集中が切れてしまったが、なんとか形になった。下書きというかネタ帳みたいなメモ書きを元に構成した。三部構成だったが、日付を付していった関係で特に三部とかにはならなかった。落ちらしい落ちが書けなかったのが悔やまれる。ストンと落ちるにはどうしたらいいのだろうか。今後の仮題だ。

 一八時ごろには、そのまま勢いづいて、木曜日と金曜日の日記にも着手した。時間指定でそろそろ公開されるだろう。内容は何もない。無だ。無なのを無理やり書いた。悔しいけど今の実力はこんなものだ。ワクチン接種三回目の副反応で比喩的に死んでいたのだから仕方ない。こういう日もあるさ。行動記録表だけでもメモれた俺はえらいと思う。家計簿ですらまともに入力できてなかったし。

 そのまま自分史の校正にも着手した。苦しかった。やれる範囲の事をした。自分史の二九ページから四八ページまでの細かい手直しをした。先のページに大きい手直しがまだ残っているが未着手だ。ぐぬぬ。

 二〇時をすぎたので自分史の校正も終え、雀魂三周年記念大会の兎鞠まり視点の配信を見ながら、グリルチキン弁当と緑黄色野菜のサラダの夕食にした。夜の薬も飲んだ。

 そのまま雀魂三周年記念大会の本配信に移動して白雪レイドが怒涛の追い上げをする決勝戦まで見てしまった。熱い闘いだった。豪運の椎名唯華を実力者の白雪レイドがまくる闘牌は本当に熱かった。因幡はねる組長が能力者の闘いに巻き込まれたモブみたいな立ち位置になってしまったのが悔やまれる。すごく上手い立ち回りだったのに。というか、兎鞠まりが三人麻雀で強く堅実な打牌でびっくらこいた。つえーじゃん兎鞠。

 二三時になったので少し他の動画もザッピングしてから今日の日記を書きはじめた。BGMはなし。今日は音楽も配信も聞かずにストイックに日記に集中するのだ。そして早くトピアにログインして懐メロを少しだけ歌うのだ。ほなまたね。

 明日は雨、洗濯の予定が流れた。山下嬢とランチの約束だ。借りていた文学者の自叙伝を返却せねば。

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