デイケアで社会復帰プランに参加したが、内容を公開するのはNGなんだ

令和三年十一月十日水曜日の日記

 しんどさ二ねむさ四

 日付が変わっても社築氏のブラステ配信は続いていた。探索型アクションゲームは見ていて楽しい。もどかしい時もあるけれど。午前一時過ぎにキリがいい所で配信は終わり、二時前には寝ていた。今日はデイケアなのに夜ふかしとは良くない。

 五時三十六分に目が覚めた。起き抜けにコンビニへ行き、クーポンを使ってサンドイッチを購入して朝飯にした。朝の薬も飲んだ。

 飲んでいる薬について書いておく。朝昼晩と漢方薬を飲み、朝にアメルという興奮や不安を抑え、気分を安定させたり、意欲の低下を改善する薬、夜にアトモキセチンというADHDの症状を改善する薬、プレガバリンという慢性疼痛を抑える薬を飲んでいる。効果は緩やかだが症状は緩和している気がする。痛みは減ったし。

 何故かあまり薬の話は書きたくない。何故だろう?メンヘラっぽいからか(いや、メンタルヘルスめちゃくちゃじゃないか、というセルフツッコミはするがそれは別として言語化しにくい)。

 この辺前に自分史の番外編で書いた病識についてにつながる話だと思うのだが、うまく言語化できない。困ったものだ。

 日記に戻る。今日はデイケアがあるので午前八時過ぎには家をでなければならないが、それまで時間があるので、昨日聴いていた電音部のリミックスの続き、Yunomiやななひらの曲を聴いていた。

 昭和のオジサンには似合わないかも知れないが最近こういう音楽も好きだ。七時半を過ぎた頃に洗顔と歯磨きを済ませ、家を出る前に体温を測った。35・5℃平熱だ。家を出てバス停へ向かう。

 相変わらず坂道を歩くのがしんどい。息が上がる。弘明寺坂を越えて京急の踏切を渡り、坂を降りて弘明寺口のバス停から六ツ川四丁目バス停までバスにて移動。そこから徒歩で昔の芹香病院(せりがや病院と合併して)、現在神奈川県立精神医療センターと呼ばれている病院へと、坂を上がっていく。

 先月末まで、センターの入口玄関にセンサーが設置され、来訪者の体温を計測していたが、それも撤去され、今はアルコール消毒機器がぽつんと設置されてるのみである。警備員がその横に立ちすくんでいる。軽く会釈して中へ入った。デイケア室は一階の奥まった所にある。

 朝のミーテイングまで少し時間があるので、他の利用者へ挨拶などして待機。割と待機時間があって何をしたらいいのか分からなくていつも困っている。ADHDだからなのか、落ち着きがないのだ。そうは見えないらしいけれども。

 九時になった。朝のミーテイングはすぐに終わり、九時三十分の文芸枠の開始までまた少し待機時間。早く文芸に着手したいのに。文芸までの間にデイケアスタッフへ、三種類用意した自分史の出力見本を見せたりしていた。

 出力見本はどんなものかというと、自分史の表1・4、ページ1〜2、3〜4、最終ページとその手前の見開きを印刷したもので、以上4〜5枚のA4サイズの紙へ印刷したモノをA5・A6(文庫本サイズ)・新書サイズと三種類用意したのだ。結構な手間かかってるでしょ?手間と時間とコストをかけたのよ。自信はあまりないけれども。

 本日の文芸は作家先生がこない日なので、やることがなかった。しかし出力見本に足りていない最期の方のページを出力したり、自分史に入らなかった雑文まとめを出力したりと、小一時間くらいはやるべき事をみつけていた。文芸の時間になったのでさっそくそれらに着手して、雑文まとめ(なんと「文藝きんこう令和三年度版」などという御大層な奥付まで作ったのだが)を文芸担当のデイケアスタッフAさんへ見せた。珍しい事にAさんは貪るように雑文まとめを読んでいた。この文書のような軽く手癖で書いた文章なのに。嬉しくもあり驚きでもあった。

 文芸のコマで今やってる事は、自分史を書く事とそれを出版すべく編集作業をしており、今は自分史のゲラ(文字校正)の最中だ。より具体的にはA4サイズで編集し、出力したゲラを作家の北見康子先生が校閲・校正しつつその返答を待っている状態だ。先立って「A4サイズの文芸はありえない」とダメ出しを食らったので他の用紙サイズへ編集しなおしたモノを用意しているという現状である。待つのも仕事のウチという言葉をなんとなく思い出してる部分でもある。

 待ってる間にできることは少ないのだが、雑文を書いて時間を潰す事にした。タイトルは「炎上した人の心理状態についての雑な考察」だ。昨日公開した雑文は、デイケアの文芸の時間を使ってざっくり書いたのだった。考察というには雑すぎて浅いのだが、炎上した人ってなんで皆一様に「たくさんの匿名の攻撃者が〜」と口にするのかよく分からんので、それを考察していたのだ。それは例えば統合失調症の患者が「私は神である」という全能感的な妄想が「よく見られる症例」と同じように感じられたからなんだけれども。

 雑文をざっくり書いたら、十一時を過ぎていたので文芸を切り上げ、パソコンの消毒を済ませ先に退出してしまった。少し待機して、十一時二十五分から午前終わりのミーティング。十二時から昼飯だ。

 今日は麺類の日で、みそラーメンだった。七味が欲しくなるが、限られた予算とカロリー計算の中でよく作るなと毎回感心する出来栄えのラーメンだった。熱々じゃないけれどもそれは仕方ない事だ。うまし。

 食後に休憩をはさみ、午後一時から午後のミーティング。ミーティングはすぐ終わり、担当のOさんに呼び止められ、面談。面談途中で大便で離席。面談は特段変わった事もなく最近の調子や今後の目標について聞かれた。語ることが特にない。手元に資料がないためと何を話したか記憶が曖昧だからだ。

 一時半から社会復帰プランに参加した。音響室で行われる座学で、時には外部のスタッフ――就労支援事業所の人やハローワークの人が――登壇して話す事もあるようだ。円卓に並べられている机と椅子があり、着座して講師のデイケアスタッフAさんが講義をするような形式だ。今日のテーマは「働くということ」講義内容や発言は公開禁止なため割愛。

 何故禁止かというと、発言の安全性を担保するためのようだ。これも医療行為の一貫だから仕方ない。オープンに語られたらいいのだが、そのような機会を待とう。

 書ける程度の事柄があるか思い出そうとしている。うん、ない!

 社会復帰プランが終わったら帰りのミーティング。これもつつがなく終了。お疲れ様でしたと帰宅。のはずが会計のミスで、四十分も会計で待たされてしまった。腹が立ったがその場で怒鳴ったりはせず(怒鳴らなかった俺はえらいと思う)施設を出て一人になった所で「バカヤロー」と声に出していた。感情は適切なタイミングで処理するに限る。

 帰宅途中でスーパーとケバブ屋に立ち寄り、スナックサンド(ランチパックのフジパン版)とケバブ弁当辛口を購入した。感情のリセットに辛いものはよい。

 帰宅してさっきかいた炎上の心理についての雑文に手入れをしてカクヨムに公開した。

 そして、ケバブ弁当をレンチンしてヒーヒー言いながら食べた。美味いが、口から火が出るんじゃないかというくらい辛かった。あまりに辛かったので、冷凍ご飯をチンして食べたほどだ。夜の薬も飲んだ。

 その後はツイッターしてYoutubeをザッピングしていた。特に見るべき配信や番組もなく、というかデイケアの疲れからら八時半過ぎには寝てしまった。ねむさとしんどさは低かったが、夜中までおきてやしきずのブラステを見てたのがこたえたのかと思われる。意識して日記を書いたり雑文を書いてみたから疲れたんだよ、そうだ、そうに決まってる。

 感想。今日からなるべくタイトルを決めようとした。フォーマットは日々進化するからだ。ざっくりとした推敲の時間もとるようにしたら、日記を書き始めてから二時間も経っていた。一ランク上を目指す文章にしたいから訓練だと思えばこの苦痛も緩和されるかも知れない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る