令和三年(二〇二一)一一月

令和三年十一月六日土曜日

 夜明け前三時に起きて、四時には朝食のランチパックを食べていた。その後二度寝して十時半頃におきた。のそのそと支度して草径庵そうけいあんへ向かった。途中歩きとバスを併用した。

 草径庵そうけいあんへ向かう途中、コンビニに寄り道して自分史のプリントアウトもしてみた。ミスが見つかったものの、おおむねいい感じになってると思う。

 草径庵そうけいあんについた。夏目漱石の「こころ」を読みつつホットコーヒーを飲んだ。砂糖とミルクは入れない、ブラックだ。

 自分が来店した時、客の入りは結構いた気がする。客の一人が店主に向かって「ママまたくるよ!」とスナックか小料理屋の女将さんへ言うような口のきき方をしていたのが印象深い。どうやら市会議員か何からしい。言語センスねえななどと思った。

 店主がいなくなった客の片付けをしている邪魔をせず、しばらく様子を見ながら、コーヒーと読書をしていたが、手すきになったのを見計らって、先程プリントアウトした自分史の見本を見せた。A5・A6・新書版の本文とそれぞれの表紙の案だ。好感触だった気がする。新書かA5が写真と本文のバランス的に良さげだなという感想も得た。

 昼過ぎまでコーヒー一杯で粘り、「こころ」の文章が頭に入らなくなったのを見計らって会計して退出した。

 岡村の草径庵以外に、食事する場所をとんかつさくらい以外探していなかった。しかし、HUTという雑貨屋・喫茶店が中久保丁字路の角にあるのを見つけていた俺は、是非一度訪問しようと思っていた。ちょうど今日がそのタイミングだった、というのも店内改装で先週は休みだったのだ。

 HUTの入口は二箇所あり、喫茶室へ直接入る口と雑貨店からの入口があるようだ。ウッドデッキに上がり、喫茶室側入口からはいった。入口には小さな柵があり、看板犬が出ないようにせき止められていた。ややあって女性の店員さんが開けてくれた。「お好きな席にどうぞ」と案内してくれる。左奥の壁際の席についた。

 さっそく注文をと、食事である事を告げると「今ならオープン記念で豚焼肉丼がオススメですよ」と言われたのでそれを注文した。

コーヒーがついてくるが、食前にした。

 俺の他には親子連れが先客でいて、母親と娘が仲良く食事していた。足元をパグ犬(だと思う)が歩き、日向でこちらに尻を向けて寝てしまった。

 やや待って豚焼肉丼がお盆に乗って出てきた。ボウルに焼肉丼、お椀に味噌汁(具は忘れた)、サラダはドレッシングではなく塩だったが十分うまかった。がつがつと食べ始める。美味い。エバラの焼き肉のタレだろうか?食が進む味付けだ。サラダのベビーリーフがアクセントにちょうどいい。

 一三時も過ぎていたのでお腹が減っていたのもあって、焼肉丼はあっという間に食べ終わってしまった。食後の漢方薬を飲み、コーヒーも飲んでいるとさっきの店員さんが、ゆずと寒天のゼリーをもってきた。ありがたくいただく。爽やかな甘さで非常においしい。

 あまり長居をするのもどうかと思うので、食事を済ませたら早々に会計を済ませ、退出した。この頃には他に男性客二人がやってきており、一人は着物姿の上品なオカマのような風情をしていた。水商売か何かだろうか。おしゃれではあったなと思う。ちゃんと観察しなかったけど、そんなジロジロ見れないよ!

 帰り道はバスを使わず、坂道を歩いた。がバスに抜かれるような事はなかった、休日ダイヤだし横浜の田舎だもの、バス少ないのも仕方ないね。

 帰宅してから自分史の出力をやり直すためにパソコンで作業をし、コンビニへまたでかけてプリントアウト。それから自室でうつうつもんもんとしながら、フジテレビで三十年前くらいに放映していた「カルトQ」というクイズ番組を見たり、uiさんという人の初配信をおっかけ見たりしていた。

 このuiさんというのが、明言されてはいないが、蒼月エリという引退したブイチューバーの中の人らしく、そのファンであろう人がツイッターで反応しているのを観測したから発見、視聴になったのだった。ギターの弾き語りで歌と少しの雑談の二時間くらいの配信だった。

 その間、TATEditorという、縦書きエディタを導入して試し書きをしたり、それらの調べものをしたり、コンビニの一人用キムチ鍋を食べたりした今日なのであった。

 この文章は当日ではなく、翌日の昼間に手の練習として書いている。ここから文書を削ったりするのだろうなあ。

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