Suzumi ~涼~
▽
『』
根拠がなければただの思い込みだ
まあいい
客商売だ
勝手な想像だが空気感から長くやっているはずだ
人を判断する感覚は研ぎ澄まされているのだろう
かといって
大丈夫だ
判断されて困る事は何にひとつ持ち合わせていない
後ろめたい事は何ひとつ思い付きもしないのだから
多分
その筈だ
この記憶の限りのその中の世界の中では
『』
蜘蛛の糸
芥川龍之介
唐突に脈絡なく
銀色の細い糸でも垂れてこないか
今はまさにそんな境遇だ
もしもだ
もしも銀色の細い糸が垂れてきたらどうする?
掴むか
掴まないか
掴むだろ
掴む
いやいや
まてまて
芥川龍之介
蜘蛛の糸
結末は
『』
やめておこう
▽
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