第3話プロローグ:エクソシスト
アグニ・シャマナの暮らすガレリア王国は世界でも屈指の超大国として名をはせています。
領地は堅牢な壁に覆われ、外敵の侵入を防いでいます。王国内には多数の民族が混在しており、巨大な移民国家として君臨しています。
王国は六つの委員会で成り立っています。政治を司る第一委員会。司法を司る第二委員会。軍事面を担う第三討伐委員会。移民の管理を主とする第四委員会。国民の安全を守る治安維持を司る第五委員会。そして王国内の領主との折衝役を司る第六委員会。王国の中でも随一の領地を保有するモントーヤ地方の領主であるアグニの父、モントーヤ・シャマナは、王国の最高戦闘機関である第三討伐委員会に事情を書面に記し、助けを求めました。
しかし当時壁を乗り越えて進入してきた魔族の軍勢と激しい戦をしていたガレリア王国にはまともなエクソシストはおらず、モントーヤの願いは中々聞き入れてもらえませんでした。
ちょうどその頃、レベル限界突破の方法を探して冒険をしている若き流浪のエクソシストで魔術師の青年、グラウス・アルテナがガレリア王国に滞在しておりました。
生まれつきLv70の猛者であるグラウスは魔法を駆使して魔族討伐と庶民の霊に関する問題の解決にあたりつつ、更なる力の向上を求めて旅をしていたのです。
グラウス・アルテナの噂を聞きつけたモントーヤ・シャマナは、さっそく彼が寝泊りをしている宿屋へ使者を送りました。
※面白いと感じていただけたら、いいね、ブックマーク、星評価等をいただけると大変励みになります。よろしくお願い致します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます