きみの物語になりたい -resume-

あとがき. 被災地へピアノをとどける会へ馳せて 2021-2024

　・あとがき　2021/3/28

　先にこのあとがきから読まれる方も少なくないと思いますが、それは自由で良いと思います。

　作者自らのあとがきは大変恐縮ですけど、全てが導かれる様に[第2期] 同題異話SR -March- 『きみの物語になりたい』へと、何もかもが繋がったので、書きました、東日本大震災の事を。

　同題異話SRのお題が『きみの物語になりたい』が出た瞬間に、瞬時に段組みしながら、そうかこれも運命かなと思いました。

　作中の「被災地にピアノの音を響かせる倶楽部」は実在の「被災地へピアノをとどける会」にやや準拠しています。その被災地にピアノ送った手続きは私におけるそこまでがややのノンフィクションで、あとの一切合切はフィクションです。

「被災地へピアノをとどける会」に許諾得無しでフィクションを描いてしまいましたけど、事後で恐縮ですが何卒ご容赦下さい。

　やはりフィクションかも有りましょうけど。「被災地へピアノをとどける会」はグランドピアノ：70台 とアップライト：228台も送りましたで、フィクションより健やかも壮絶なお話もありましょう。その何れもが「きみの物語になりたい」になっている事を思いがただ止みません。

　そう、私がアップライトピアノを寄贈した当時は大手ブラック会社勤めで、それは心ない事も言われましたよ。それは最近のTLを見てはもですか。酷い方は何年経っても一定数はいます。それは察しましょう。多分その渦中に入ったら耐えきれずの管巻きなのですから。

　そして私はピアノ畑でないものの、大手ブラック会社のイベントホールを分捕って、どうにかチャリティライブ出来ないか画策するもまるで駄目でした。まず私のカテゴリーのテックハウス音響でチャリティの意味合いが違うなです。馬鹿騒ぎはどうしても出来ません。

　それならば社内掲示板にクラシック通過者の参加募集かけようかも。当時の大手ブラック会社の社内イントラは、社員ほぼが保身の為に活性化の術も何もありません。今にして思えば外部半分社内半分の比率ならば行けたかも知れませんね。

　その一切合切の歯噛みが、歳月を経ての今作です。そして１０年経っても綺麗事言うなのTLを見た事も反映してます。

　それもでもなのですよ。この１０年は皆が足掻いての今日なのですよ。

　例えば私は震災関連事故で八二でかながら生きてます。事故食らった時は、ぶつかる、ガン、気絶でした。打ち所悪かったら脳挫傷で即死の筈ですけど、何とか痛い軽傷で生きてます。

　そう、悪いけど私は生きるよ。その意味を全身で嚙みしめる為に。

　＃追記１　2021/4/30

　どうしても東日本大震災は大きなンクロニシティを持つのか、この「きみの物語になりたい　-Swan Lake-」執筆とup時に、被災地へピアノをとどける会が活動終了してしまいました。活動記録は追い追い発表されるとの事です。

　そして、オフィシャルブログの更新は少なくなっていますが、現時点で１PDFファイルに70ページの活動報告書が上がっています。何かこう、いや充分過ぎる程の活動だったと思います。その激しい道のりを、皆さんと幾らかでも共有出来ればと思います。

　・被災地へピアノをとどける会｜東日本大震災被災地音楽復興支援: 御　礼 http://www.piano-donation.org/2021/04/gratitude.html?spref=tw

　＃追記２　2024/5/24

　2021年3月5日に公開し、自身の最高作として代表作にも上げてましたが思うところがあって、2024年5月 19日に上げ直しました。

　2021年の時点で、新型コロナ渦中だったのですけど、未来に希望があったまま中編で終えようかなでした。ですが、新型コロナは完全に消えないし、ウクライナ紛争も始まった。そしてガザ侵攻もあるけど現時点ではどうとはに書けない。

　希望があった方が生き方としては正しいと思います。ただ、それに贖い正すのも人生かと思います。この衰退して行く日本で、大きな事を言わなければ、それなりに食べて行けるのは分かります。

　でもそれでいいのかなで、「きみの物語になりたい」は完結を外し不定期連載にしようと思います。過去、カクヨムコン向けの長編にしようかの構想はあったので、そのプロットも保留しつつ、いつか長編一冊分になるかとは思います。

　何よりの連載は、最近の筆致で改稿してみようかです。ちょいちょい直す位かなと思ってましたが、話数ごとのバランスも悪かったし。話す言葉で書いていたので、主語がまま抜けてたり、読みとしては聞こえるも中身がフワッとしていたり。

　何れにしても語る様に書くのが、当時は今作品からだったので、原点回帰は時折必要ですね。