　カクヨムをはじめとしたネット小説は第三者視点ではなく、主人公視点が大半を占め、読者が気持ちよく自己投影できるように考えられている作品が非常に多い。

ランキングの上位を見ればわかるように虐げられていたり、認められていない自分が本気を出せばすごいとか、影の実力者だったりする作品は現在の自分の投影しやすさも相まってPV数を稼ぎやすいのだろう。

　とある小説には「実力を隠したい」という考えを持った主人公が登場し、実力主義の学校で成り上がるという設定があった。

ところがだ、実力を隠したといっていたにもかかわらず、入学試験で強力な魔法をぶっぱなし、目立つ。

それはもう目立つ。

設定はどこへ行ってしまったのか。

試験の順番が一番最初で加減がわからないから自身の考える適度な魔法を放つならわかるが、なぜ自分より前の順番の人の行動を参考にしないのか。

　このようになってしまうのは、作者さんが設定を忘れてしまうからではない。

バズったり、ランキング上位に載るような作品の設定を組み合わせてオリジナルの小説の設定としているからです

主人公最強

ざまぁ

陰の実力者

成り上がり

復讐………etc.

安易に全部乗せればそりゃ矛盾します。

安易な全部乗せをしていないか今一度考えてみてはいかがでしょうか

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