第49話 待ち合わせ。

 次の日の朝早くグレンとチビッ子に達にいつもの様に起こされる。

 うぅぅ眠いですわ…………。


「おはようございますお嬢様、本日の朝食はどちらで取られますか?」

「こっちで良いわよ?食堂に行くわ」

「畏まりました。ではお着替えが済みましたら、食堂へおいで下さいませ」

「分かったわ。エルサお願い」

「はい!畏まりました」


 それから…………着替えが終わり朝食をチビッ子達と済ませて。殿下との約束の時間になるので着替えがをする。


「エルサ、今日はドレスじゃなくて良いわよ?」

「ええ!そうなのてすか?」

「ええ、ただ髪型とお飾りをお願い」

「……分かりましたわ………」


 そそくささと支度が終わり。

 チビッ子達には影に入って貰ってグレンと部屋を出る。


「グレン」

「なんでしょうか?」

「昼食のメニューは?決まってるの?」

「ええ、ローストボアとローストミノタウロスのサンドウィッチと、サラダにスープを。デザートには、アプリコットのシャーベットをご用意する予定です」

「そう……決まってるのなら良かったわ。宜しくね?後チビッ子達のお昼も用意しておいてね?」

「はっ?チビちゃん達の食事もですか?」

「ええ、今日はチビッ子達も影から出して一緒に御食事ですわ」

「それは……何かお考えがあっての事ですか?」

「ええ、ほら前の王子はルクス達を見時には、最初は怖がっていたでしょ?」


 あの後もルクスには慣れなかったみたいだし。


「ええ、まぁ……最初は皆さんそうだと思いますよ?」

「そうね最初はね?でも、その後もあの方はルクス達には、触れる事はしてないのよ?それは、私には考えられないわ」

「チビッ子達を可愛がってくれるかが、私の判断基準だもの」

「それは、また………難問ですね」

「フフフ。でしょ?伯爵のご子息に、あの子達を会わせたら…大事になりうだけれどね?」

「………まぁ、大事ですね?というか大騒ぎされそうです。見せなくて正解てすが……あの方は、チビ達を見たら一体どうするのでしょうかね?」

「さぁ、どうかしらね」


 受け入れてくれるも良し、その逆ならご遠慮願いたいわね。早々にご帰国為さってくれても良いわ。


 グレンと東屋に付くまでに、そんな話しをして東屋の中に入る。


「殿下は、未だの様子ですわね?」


 試しにリズを出して遊んでみる?


(リズおいで)

《にゃ~ん》

「フフフ。良いこね、おいで」


 リズを抱き上げて膝に乗せて喉を撫でる。

 それが気持ち良かったのかしら?

 喉をゴロゴロと鳴らして気持ち良さそうに私に体を預けて来る。

 暫く座ってリズを撫でていると、殿下が執事のロミノ様と連れ立って東屋にやって来た。


「やぁ、パトリシア嬢。ごきげんよう」

「ジーク殿下ご機嫌麗しく存じますわ。昨夜は良く眠れましたか?」

「ああ、問題ないよ快適だね。此方でお世話に鳴ってるが、至れり尽くせりで逆に申し訳ないよ、ハハハ」

「そうですか?それでしたら良かったですわ」


 と言ってまたリズの頭を撫でる。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る