第26話 さぁ、御食事ですわよ?

 手があるなら、私は独自に行動ですわよ。

 先ずは、サイコロステーキを作りましょうか。

 オリーブオイル、ニンニクとミノタウロスの肉とワインと、ローズマリーを使う。

 味はお醤油がいいかしら?


 あとは………、あ……っ!パエリアよ、忘れてたわ!

 エビとアサリが良いわね?フライパンにオリーブオイルでお米を炒めて、トマト、ニンニクみじん切りと、玉葱のみじん切りを入れて炒めて。米が透き通って来たら、えびを入れてスープに入れて蓋して……。あとで忘れずにアサリを入れてと。そのまま焦がさないよう気を付けて炊きあげる。


 コカトリスのハーブ焼きは、オーブンで焼く。

 鉄板にそのまま皮面を下にして、そのまま焼いて行く。


 あとは……アヒージョを作ろうかな?

 オリーブオイルにトウガラシに塩エビとマッシュルーム……あ、ニンニクね?仕上げに黒胡椒粗びきにして振り掛ける。

 それと残りのエビを細かく切って叩いて、すり鉢で磨り潰しペースト状にして、その中に片栗粉粉と、生姜汁と塩を少し入れてパンに塗って油で揚げエビパンの出来上がり!


「エルサ!中庭で他の使用人達とテーブル作ってて!」

「畏まりました。用意してきます」

「お願いね?」


 それから、ルクス達のご飯よね?お肉があるから……コカトリスの胸肉を、茹でましょう。

 人参と、キャベツはグラン用かしら?


 こんなものかしら?あ!ボアのどうしよう。


「料理長!ボアの肉も出してるの、冷しゃぶにします。トマトをスライスしておいて?」

「承知しました。後は平気ですよ?我々がやりますよ」

「それは、良いけど。でも……マヨネーズ作れる?」

「それは……お嬢様。お願いします……」

「でしょ……。なら作るわよ?」


 ボールに、卵の黄身を4つをいれて混ぜます。

 それから塩と、酢がないからレモンかな?後はオリーブオイルを少しずつ入れて混ぜる。ひたすら混ぜる魔法で混ぜる。

 これは……ミキサー……が。ハンドで良いからドワーフのおっちゃんと、相談して作ろうかしら?

 有ると便利よね?


 そして、ひたすら混ぜてマヨネーズの出来上がり。

 これを半分に分けてゴマドレを半分作る。

 後の半分は保管です。

 後はポン酢もどきも出来上がりですわね!

 さあ、これで全部出来たわね?後は、パエリアが出来れば良いだけよ。


「さあ、外に竈を作ってあるからそこに運ぶわよ?」

「お嬢様、それでしたら私が運びますよ?」

「そう?ならよろしくね。中庭で待ってるわ。料理長も副料理長もありがとう御料理終わったら他の使用人達と一緒に食事しましょうね?」

「はい!ありがとうございます!」


 そして中庭に顔を出すと……既に、お父様お母様お兄様達お二人と更に叔父一家に、宰相親子が椅子に座ってご歓談中で、スタンバッて居りました。早くない?


「皆様お待たせしましたわ!御料理出来上がりました!」

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