第6話 チビッ子達は癒しですわ

 アレクが、従兄弟に牽制をしている最中にパトリシアは自室に戻り、ルクス達を呼び出して遅い夕御飯を皆に食べさせます。

 チビ達がかなり、お腹をすかせていたらしく 全員が、がつがつとがっついて食べてます。

 その様子を見て一言……ごめんなさいね?と謝る。


 そして、6匹のチビ達…主に、私と会話ができる二匹にですが…に攻められてます。


《酷いよね?ボクたちを忘れてさ!》

(忘れてないわよ?唯……あの場所から抜けれなかったよの。ごめんなさいね?なんだが面倒な人達が、来ててね?)

《知ってるよ!見てたもん。ご主人大変そうだね?》

(ルクス~良い子!おいで抱っこしょう!)

《わぁ~い!抱っこ!》

《あぁ~!狡い!ボクだってカイだって、リズモ、ホワイも、グランも皆主を心配事してるんだから!ボクたちも抱っこ!》

(フフフ!ほらおいで。皆で抱っこ)

》》》》

(ん~皆良い子)それだけ言って、ギュ~っと抱きしめてモフモフする。


 あ~私の癒しだわと言いながら、チビッ子達と遊びだす。

 リズとグランは、未だ子猫なので猫じゃらしで遊び、バタバタと部屋を走り回ります。

 拳ぐらいの大きさのボールを出すと、それに向かってじゃれて遊びます。

 その際ホワイと、カイは私の膝に乗ってなにやらうとうとしてます。

 ルトとルクスもグラン達とじゃれてます。

 

「フフフ。チビッ子達見てるだけで、気持ちが休まりますわね?」


 と、独り言……………。

 ん~モフモフは私の癒しです。


 そんなことをしてるとグレンが、ワゴンを押して部屋に入って来ます。


「お嬢様。失礼します。お茶を御持ちしました」

「あら、グレン今まで何処へ?」

「申し訳ありません。こちらへご到着された使用人達に、部屋の案内やら色々と……」


 そちらはそちらで、大変だったのね?


「そう、なら仕方ないわね?ルトおいで」


 ルトを撫でてると、遊んでいたチビッ子達が側に来ます。あら?遊び疲れたの?


「どうしました?なにか御座いましたか?」

「ええ、少しね?」

「……お聞きしても?」

「話す事でもないわよ?唯ね……叔父様達が変わってると言うだけよ、特に子供達がね?グレンは向かえた使用人達は、大丈夫だったかしら?」

「……はぁ、今回は……別段問題はないかと。前回の様に到着して開口一番!主を優先にとは、言われませんでしたよ?ククク」

「そう?なら大丈夫かしら?でも気を付けてね?叔父様のところの、子供達は……癖が強いわよ?」


 伯父様の子供達ですから……。

 いまいち、対応に困るのよ?でも御客様でお迎えしてるから……、多少は強く出ても良いのかしら?


 分からない……。

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