第2話 挨拶と、取り留めのない話

 貴賓室で叔父様を迎え、その際に話す内容など色々と話しをしていると既に、1時間が経っていたようで伯父様達が部屋にやって来ました。

 

「やぁ、すまないね遅くなって。………おや?どうしたのだ」

「い、いえ何でもないですよ。義兄上」

「そうか?なら良いのだがね?」

「さ、さて、久しぶりにお会い出来て嬉しく思いますよ?義兄上。子供達も大きくなって、お互い年を取りましたね?ハハハ」

「まぁ、そうだね。ん?その子はパトリシアかい?顔を見るのは、赤ん坊の頃依頼だ!大きくなって……なぁプリメラ」

「ええ、次男のライアンと余り年が変わらないのよね?マリーン」

「ええそうですわ。パトリシアご挨拶なさいな!」

「伯父様、伯母様初めまして。パトリシアと申しますわ。宜しくお願い致します」

「まあまぁ、かわいいわね。それにヴァンスとアレクも大きくなって。本当に年は取りたくないわね?マリーン」

「そうですわね……お姉様の子供達も大きくなって……そういえばお姉様?子供達は」

「あの子達には、部屋に居る様に言い付けてるわ。連れてくると喧しいのよ。特に下の二人はねぇ……」


 大人しく出来ないのよと、伯母様がおっしゃって居りますが……。

 やっぱり私も、ここに居なくて良かったのでは?と、思ってしまう。

 なにせ人見知りな、私ですから。


「でしたら、晩餐の時にでも御紹介ください。伯母上?」

「ええ、その時に改めて紹介するわね?フフフ」

「さ、さあ、お座りになって?部屋で立ち話なんておかしいですわ」

「そうだな、では、失礼して」


 伯父様達がソファーに座ると、私達も遅れて座ります。

 そして、話が始まります。


「伯父上、お久しぶりですね?ご挨拶が遅くなりました」

「いや、構わんよ?アレク。立派に成ったな」

「い、いえそれは……分かりませんが。兄上となんとかやっております」

「二人とは、幼い頃会ったきりだったから。覚えててくれて嬉しいね。いくつに成ったね二人は?」

「お義兄様、ヴァンスが23才でアレクが20才に成りますわ」

「そうか、そうか。それで下のパトリシアだったかね?」

「ええ、パトリシアは、18才に成りましたわ。お義兄様のところは?確か一番上の子は男の子でしたわよね?」

「ええ、そうなのよ。上がクロノス22才に成るわ」

「まあ、あの小さかったクロノスが?はぁ~お姉様……お互い……」

「フフフ。マリーンそれはいわないのよ?でも、貴女……余り年を感じないわね。何故かしら?」

「え、そ、そうかしら?」


 そんなことはないわよと、お母様が頬に手をあてて仰ってますが……フフフ。

 それは当たり前ですわ!私の自作の化粧品を私とお母様、それに屋敷のメイド達も使ってますもの。

 お肌はツルッツルですわよ?


「ハハハ、ご婦人達の話しは、長くなるぞ?プリメラ?その話しは後でで良いかい?」

「あ、あら。貴方ごめんなさいね?私ったら」

「いいえ、構いませんよ?うちのマリーンもですからね?マリーンその話しは後でしてくれよ?」

「あら、ごめんなさいね?貴方」


 フフフお父様そんなに偉そうにすると……後でお母様からの激おこ!説教ですわよ?フフフ。


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