第10章
第1話 伯父一家到着。
それから5日が過ぎました。
5日の間に、国境の東と西門の魔石の交換をして、法を守って居ない騎士達の報告をお父様に話しました。これで私の仕事は門に関しては終わりです。
後はお任せします。
その後は、お兄様にお二人とで魔物狩りを楽しみ……?
狩った魔物を全てギルドで売り捌き。
(魔石の以外は)
そして、三人の良いお小遣いになりました。
ですが、町に三人で出たので……何処にも寄ることは出来ませんでしたが。
それから土地を半分に割り、割った半分の土地を背の高い鉄の杭いを打ち込み、細かい網を張りました。
網を張った上から、蔦の延びる木と草を魔法で植え付け網全体に、絡ませて行きます。
そして、その内側に全域に魔石を木の根本に埋め込みます。
魔石は全部で5ヶ初日設置して結界と認識阻害を起動させました。
これで伯父達に、この土地を案内しても半分から後ろは通れないし、土地がここで終わって要ると勘違いしてくれそうです。
残りの半分は、ルクス達の遊び場兼弱い動物達の憩いの場に為ればと思い、木々の間伐程度はしますが、後は手を出しません。
これはずっと、ですからお父様やお兄様達や、叔父様には納得して貰いました。
この土地には、私以外の人間は入れません!
#*#*#*#*
そして、ルベルス伯父様達一行を御迎えする当日になり。
伯父様達が城に到着されました。
私は、伯父様達のお顔を拝見したことはないので、ちゃんとご挨拶をするのは、今回が初めてです。
………少し緊張しますわ。
「ルベルス義兄上にプリメラ義姉上、良く来られました!道中何もありませんでしたか?」
「おお!アデス殿にマリーンか?変わり無いようで安心した。ここ迄の長旅は、快適とは言えなかったが……まあ、無事に着いたよ」
「そうでしたか?それなら無事に此方へ着いて良かったですね?伯父上に伯母上。お久しぶりです」
「おや君は…ヴァンスかい?随分会わない内に、立派になって驚いたよ」
「ハハハそうですか?伯父上はお変わり無いですね?」
「ハハハ。変わりはないよ?だが、年には勝てんがね?」
「そうですの?そうでも無さそうですわね。お義兄様?ホホホ」
うう~ん、私が見る限りはお元気そうですわ……それにバイタリティーがありそうです。
お母様の姉の旦那様ですが…………。
ややこしいですわね。
「さあ、伯父上ここで立ち話もなんです。長旅でお疲れでしょうから、お部屋へご案内しますよ?」
「そ、そうね?お姉様そうしたら?お部屋を案内させますわ。それと、お姉様の子供達のお部屋もありますのよ?暫くはここに滞在して貰って良いかしら?」
「構わないぞ、世話になるな?ガウル殿」
「い、いえ。義兄上……歓迎致しますよ。さ、クレオ、マーガレット、義兄上達をお部屋にご案内を頼む」
「「畏まりました。どうぞ此方へ」」
「お義兄様、お姉様、一休みしたら貴賓室にお越しくださいませ。そうですわね……1時間後に呼びに伺いますわね?」
「あぁ、マリーンすまんが、そうさせて貰おう」
伯父様達との簡単な挨拶が終わり、私達は貴賓室に向かいます。
ですが部屋が手狭ですわね?
私達一家に、伯父様一家ですか。
人数が多いと聞いたのですが、従兄弟妹達が居るらしいです。
さてさて……どうしましょうか?
「お父様、人数が多そうですわね?」
「ん?なんだいきなり、どうしたのだ?パトリシア」
「いえ、貴賓室が狭そうだと思いまして…」
「そうだな、多分多くなると思うが。使用人を部屋に入れなければ何とか」
「でしたら、私はお顔を出すのはご遠慮してもい良いかしら?」
「パトリシア、貴方が退席するの?何故」
「ええっと、お部屋も狭いですし?」
「パトリシア、とりあえず家族の顔見せだ。部屋には居てくれないと」
「ですがエントランスでお迎えした時も………分かりましたわ。ですが手短にお願いしますわ」
出来れば………は、もう通用しないのかしら?
はぁ~人と会うのは苦手です。
でも、なんで従兄弟妹はエントランスに来なかったのかしら?
まだ馬車から降りてなかった?
……なんで?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます