第23話 気の早い事ですわね?
家族会議が、若干長く為って来てるのでソロソロ終わりにしたいのですが……。
切り上げられるかしら?
……飽きました。
「心配しても仕方がないですわ!さあ、お迎えする方々が多いのです。あれこれやることも多い!先ずは仕事をしてしまいましょう」
「そ、そうだな。パトリシアの言う通りだなっ!」
「ククク、その通りです。兄上、仕事をしましょう」
「はぁ~そうだった…。先ずは、官僚達との打ち合わせだな!ハンス行くぞ!ヴァンスとアレクは、パトリシアを任せる」
「承知しました」
「ならグレースさん、私達は料理人と打ち合わせかしらね?時間もあるからゆっくり話しましょう?」
「ええ、いつもはパトリシアちゃんに任せて仕舞ってますものね。お迎えするのは、私達は大人の仕事ですもの。ポール行くわよ」
「畏まりました」
そう言うと、お母様達は部屋を退出していきましたわ。お母様、叔母様お願いしますわ。
それにして、もなんだか皆様が張り切ってますわね?
ま、まぁ気力が切れない様にお願いしますわね。
フフフ、誘導成功ですわ切り上げられました!
さて、私の方は……取敢えずお父様のお部屋をお兄様達と退出して、それからサロンに移動。
もちろんグレンは私の後ろに居ますわよ。
サロンまで来ると、グレンがハウスメイドにお茶の指示を出してメイドは退出させる。
そして、先ずは門の魔石の取り替えと強化の話しと魔物討伐の話し合いです。
「アレクお兄様」
「なんだ、シア」
「今から、門に行きますわよ?」
「……待て、今からか?」
「ええ、今からかです。お着替えしたら行きますわよ!」
「ま、待て!未だ門番達に、連絡をだな」
「……良く考えたら、抜き打ちの方が良くないかしら?」
「ま、またお前は。兵士達の粗を見つける気か!」
「フフフ当たり前ですわ!あの門を抜けるのに、苦労する者もいるでしょう?ですが先程お兄様から、不穏な事を聞きました。兵士達が、きっちり取り締まってるなら町は荒れませんわよ?」
お兄様から町の治安がどうのと、聞いたから……。
多分……門番が問題なのだと思うのよね?
「しかしなぁ…」
なに面倒がってるのかしら?
「はい!お兄様にお着替えしてきて下さい!私はグレンと戻って着替えて参ります。エントランスで待ち合わせです!その後は、明日からは私が頂けると云う土地の魔物狩です。ヴァンスお兄様もお願いしますわね?」
「わ、分かった。なら、夕食の時に打ち合わせを」
「………門の状況では、遅くなるかもですわよ?」
「わかった、影を一人付ける」
「要らないですわよ?」
「良いから連れていけ!」
「……アレクお兄様が、居るのにですか?」
「それでもだ!アレクは王子だ護衛が居なくてどうする!というか、お前にも護衛は要るのだぞ!」
「……でしたら、仕方ありませんわね。護衛は、一人ですね?連絡役と考えて宜しいのかしら?」
「ああ、構わん」
「アレクお兄様はそれで?」
「不本意だが……まぁ仕方ないなら、着替えてくる」
「フフフ、では後で?」
「ああ……。兄上後で報告する」
「了解」
さて、私とお兄様と、護衛が城のエントランスで待ち合わせ。
ですがここで問題。
キックボードが足りません。
それとチビッ子達ですが、チビッ子達はグレンにお任せしましたこれで問題なし!
残るはキックボードですが……、仕方ありませんね急遽一台追加で作成!……………完成!
お着替えして、エントランスに向かいます。
そして、お兄様と影さんにキックボードを渡します。
お二人とも、ちゃんと乗れるか試運転して貰います。
「シア?私は前に乗ったが?」
「あら、そうでしたわね?なら、影の……ええと……だれ?」
「ひ、酷いです!王女様……」
未だ王女では、ありませんよ?
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