第22話 相談?話し合いをしたら……。
お母様が悩んでいると、叔父様が助け船を出します。
叔父様……珍しいですわね?どうしましたか?
「義姉上悩むより、動きましょう。そして、パトリシアに任せませんか?なぁ、パトリシア半分の土地はすぐに、閉鎖してしまえばいいよ?ルクスたちが協力するのなら、誘導は早いのだろう?」
広げた地図を叔父様がトントンと、指で押さえて話し始めます。
「……伯父様……そうだとは、思いますけど…?」
まあ、動物が行き来出来る結界にすれば良いだけですが…。
ですが、厄介な子供が居るなら…完全に閉鎖して、カモフラージュした方が早そうよね?
「お父様、先に保護区から作業してしまって良いかしら?」
「ああ、構わん。ヴァンスと、アレクを必ず連れて行けばな?」
「………分かりましたわお父様。お兄様様達宜しくお願いしますわね?」
「任せろ!」
「おう。シア面白そうだ!」
お兄様……面白いって……何かしら?
お遊びではないのよ?
ああ、最近身体を動かしてないのかしらね?
それで面白い?なのかしら。
「それで残りは、どうするのですか兄上」
「そうだな……分けた後の土地の、木の伐採に整地などは。義兄上達に話してからだな。相談すればそれでよかろう。買わないと言うなら、ご自分達で何とか住む場所くらいは探すだろ?」
そんなの無理じゃ無いかしらね?
多分そんな気がしてなら無いけど、口には出さない。
「母上、それで宜しいですか?」
「…分かりましたわ、お義兄様達が到着したらお話ししてみます」
「それと、伯父上達は?いつ此方へ来られるのですか?」
「お義兄様達は、後5日もすれば、此方へご到着されるわよ?」
「5日ですか?!」
「ええ、そうよ?」
「お父様…そのお話しは流石に、お母様から聞いていたのでは?」
「そ、そうだったか……?記憶にないのだが…」
「まぁ、ガウル酷いわ!聞いてなかったのね?」
「す、すまん……。そ、それより義兄上達を何処に泊めるか、客室泊まって貰うのは構わないが…」
「領地へ迎える貴族達と、被ってるしなぁ~。義兄上だけなら構わないが…」
いえ、被ってないわよね?あ、あら?迎える貴族達は……確か……2週間後よね?
「お父様被ってないわ!迎える貴族は確か2週間ごですわよね?」
「そ、そうだったな、パトリシア!義兄上のことで頭が混乱してるな……」
「フフフ。いえ、私も混乱中ですもの…」
全く到着日が、ずれてるとは言え……忙しいですわね?
「なら義兄上の話が先になるが……平行して、事を進めないとな」
「そうですね、もう此方に向かってると聞きましたし。もう後5日後に伯父上達が到着なら、仕方ありません。それに、問題児の話しもありますからね」
「まあ、子供達には余り城を彷徨か無いように、頼むしかないか…」
「とはいえ、お義兄様達の子供はそう幼くは無いもの。約一人問題児が居ますが…」
「その問題児は、義兄殿上が止められるのか?」
「さ、さぁ、そこ迄は…」
これは話が纏まりませんわね?
いつまでもここで話すのは時間の無駄です!
それに、例え伯父様達でもこのベルガモットの領地に入れるかは、分からないわよね?フフフ。
そうなったらお帰り頂くけど。
今回の結界の通れる基準は厳しくします!
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