第38話 眠たい…

「あるじ!おはよう、あさ~だよっ!」


 朝イチで、ルトに勢いよくお腹の上に乗ってこられ……たわね……うっ!


「ごしゅじん!お腹すいた!おきて!」

 ルクスに左の顔を肉球で、ムニュムニュされる。

「にゃ~ん」「にぁ~」

 ペロペロ!右側の顔を二匹になめられる。

「チュチュチュ!」髪の毛を引っ張る

「ん~~~~~~~~~わかった、やめて……ルクス!痛い!ルトも………やめて!ウグ……カイ、リズ……やめてぇ~~!起きるから」

《《《《おきろ!》お腹すいた》にゃ》チュ》

(分かったから、少し待って~朝早く無いかしら?君たち)

(そう~なの~眠い……………)

《ねたらダメ!おきるの!》


「わかったわ!おはよう。ルト、ルクス、カイにリズ!お腹減ったの?」

《《そうだよ》ごしゅじんは、お寝坊さんだ!》

「う!そ、そうね?ごめんなさいね?少しこれ食べて待ってて?」


 切ったリンゴを皿に出して待ってて貰う。


 けど………リズは?

 チラ見すると……あ………食べれるのね?

 猫よね?鑑定する?………やめておきましょう。

 何となく怖いわ………、鑑定したら負ける気がする。


「着替えたら食道に行きましょうね?」

《うん!》


 自分にクリーンを掛けて、着替えてからルクス達にもクリーンで、綺麗にしてから食堂に向かう。

 その途中でグレンと会う。


「おや?お嬢様おはようございます。今起こそうと、お部屋を伺おうとしてたのですが…?」


 グレンはワゴンを押して私の部屋に向かってくれていた様だわ?


「あら、グレンおはよう。ルクス達に起こされましたわ!この子達……朝早くて……。私はまだ眠いわ」

「お嬢様、もう少しお部屋でお休みになって、らしたら如何ですか?」

「でも、ルクス達がお腹すいてるのよ?」

「それでしたら、ちゃんとご用意してますよ?お部屋のベランダで、のんびりされては如何ですか?」


 なんて気の利いた……流石です。


「そうね……そうするわ!有り難うグレン。ルトお部屋でご飯食べましょうか?」

《なんでもいいよ、はやくご飯!》

「にゃ!」


 リズがひと声鳴くと私の肩に乗る。


「あ、あら、リズ抱っこなの?」

「にゃ!」


 するとルトとカイも私の肩に乗って来る。


「あら、君たちも?」

《リズだけずるいし、ボク達はあるじを追いかけるのは、つかれるよ?》

「お嬢様、戻りますよ?」

「そうね?グレンありがとう」


 部屋に戻って、お茶と軽く軽食を摘まみながらルクス達とまったりです。

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