第37話 覚悟の確認 7

「か、からかってますか?お嬢様は!」


 フフフ。面白いわ!普段のグレンじゃ無いみたい!普段のグレンは清ましてますものね?


「からかってはないですわよ?寧ろ尊敬ですわ!そう、グレンが言った通りですもの」

「それで?」

「えっ?それで?……あぁ、詰めたわよ?ちゃんと覚悟を見せろと、問うたわよ?それとあの問題の、執事は退去させる様に「お願い」したわよ?」

「そうでしたか。ほっ!」

「ほっと、したかしら?」

「ええ、有難う御座います。本当に困っていたのですよ?やれ殿下が、とか?殿下は!とか………色々言ってきて!」


 腰を折って、頭を下げて礼を言うグレン………珍しいわね?それ程困ってたのね?


「そ、そうだったのね?それでね?グレン…」

「何でしょうか?」

「明日の昼食が終わったら、その後にサロンで殿下達と「お話し合い」が有るのよ?」


 まぁ、私が勝手に言ったので……お父様達は驚くかも知れないけれど。

 ……今の話しは、明日の朝お話しをすればいいかしらね?


「話し合いですか?」

「ええ、その席にあの執事は同席させない様に頼んだわ」

「ほぅ?それで………サロンの人払いでしょうか?」

「良く出来ました。正解!任せて良いかしら?はい、結界石よ?」

「…………分かりました。お任せ下さい」

「宜しくね?じゃ休もうかしら?」

「そうですね?湯浴みは…朝になさいますか?」

「そうね?でも、朝は少し遅めでも良いかしら?疲れたわ………。ああ、でも今の話しをお父様達に、前以てお話ししないとならないわね?」

「………それでしたら、私が旦那様に朝お嬢様からお話が有ると、伝えて起きましょうか?」


「そう?それならお願いするわねグレンも早く休んでね?お休み」

「はい、お休みなさいませ」


 グレンが部屋から出ていく。


「さあ、私も着替えて………」



 影から、チビ達4匹勢いを付けて私に飛びか掛かってくる。う!4匹の圧が………。

 良かったソファーに座ってて。(汗)


「そうよ?寝るけど、どうする?」

《ボクたちものねる!ごしゅじんと一緒に!》

「分かったわ!おいで」


 着替えを済ませて、ベッドに入ると右にルトとカイがいて足下にルクス、左上にリズが陣取る形になる………。

 寝る場がない………ベッド広くしておいて良かったわ。

 モソモソとしてベッドに潜って……んん~もふもふに囲まれて幸せてす♡


 お休みなさい、また明日………。


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