第16話 鑑定終わり!捕り物は任せますわ!

 でも…確か、私も使用人の雇用って係わってたわねぇ~。

 あ!これって私の怠慢!だわ。

 あ~私のお馬鹿さん………。

 あの時入念に、チェックしておけば良かったわ。


「叔父様、分かりましたわ。今ギルマンに伝えた15人の他に、城の料理人の10人、兵舎の料理人5人とメイドが4人と執事5人何故か馬番に5人の全部で44人ですわね」

「そ、それはまたメイドと、執事、料理人に?馬番ですか?配属先がバラバラだね?」

「そうてすわ。保々全部所に、バラけて配属されますわね。ですから面倒なのですが……ここは、ギルマンにませましょうか?」

「ん~そうだね?ここにリストもあるしね?近衛兵に任せてもいいね?」


 名前を書き出せば、早いですものね?


「そうですわね……?全員城の牢に入れて下さい!」

「だね、そうしてくれギルマン!」

「は!畏まりました。早速数名に命令して動きます」

「なら、お願いしますわ。さぁ、私のお仕事は終わりですわね?早く終わって良かったわ」


 これで、ルクスも達とゆっくり出きるかしら?


「パトリシアお姉様?お仕事は終わりですか?」

「ええ、マクレイン君。終わったわよ?後はお父様達に任せましょう?」

「おいおい、パトリシア?君は呑気だねぇ~?」

「ですが……私が入ると拗れますわよ?何せあのご老人達は、私を目の敵にしてますもの」

「そうだったねぇ。でも………なんで、パトリシアを嫌っているのか?しかも、夫婦で嫌うなんてあり得ないんだけど。困った両親だよ。しかも、未だ息子に迄迷惑を掛けて来るなんて。兄さん一家が帰って来た途端にこれだからねぇ~」


 そ、それは……叔父様ご免なさい引金は私でした。


「パトリシアお姉様は、お爺様達に嫌われてるのですか?」


 うっ、流石!叔父様の息子痛い所をバッサリと……。


「えぇ……なんだかね?ルクス達を嫌いみたねなのよ?後は分からないけれど……(ルクスご免ね?)」

「えぇっ!こんなに可愛いのに、嫌いなんてリズもルクスも、みんなかわいいのに?」

「ねっ、なんでかしらね?」

「さぁ、ここにいても、ギルマン達に迷惑が掛かるぞ?マクレイン」

「あ!はい!父上。パトリシアお姉様!城の中庭で、ご一緒にお茶を飲みましょう!」

「あら…叔父様、それは良いのかしら?」

「ああ、いいよ?私は兄上達に報告書してくるからね、マクレインを頼むよ。なんなら夕食も、一緒に取ってくれると有難いがね?」

「そうですか?それなら、料理長にお願いして来ましょうか?何か美味しいものでも、作って貰いましょう?」


 何がいいかしらね?マクレインが来ればシュバルツも来るだろうし……。


「なら、ピザが食べたい!お姉様、良いでしょ?」

「ああ、ピザね………良いわねぇ?マクレイン君!そうしましょうか?」

「はい!シュバルツも喜びます」

「ハハハ。それは美味しそうだね?中庭でピザパーティーかい?」

「はい!父上、良いですか?」

「パトリシアも、良いって言ってるんだ。遠慮しなくても良いだろう?なあパトリシア?」

「ええ、それならグレンを呼んで………」

「ああ、大丈夫だよ?君の執事は君付きだからね?中庭で護衛を頼むよ。こっちは、ポールに迎えに行かせるから大丈夫だよ?」

「そうですか?でしたらお待ちしておりますわ。時刻はそうですわね……」


 ポケットから懐中時計を出して、時間を確認すると良い時間ね……仕込みの時間もあるだろうし……。

 6時過ぎから始めますかね?


「叔父様?6時過ぎに、お夕食始めますわね」



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