第13話 鑑定に行けない 2

 突然リズが肩に乗り驚くマクレイン君…。     

 まぁ突然頭に乗られれば驚くわよね?

 ごめんね 


「お、驚きました。よ!お姉様……」

「え?私のせいかしら?」

「プッ!ククク!マクレインお前………不甲斐ない!」

「え?ですが………」

「リズおいで?ご免なさいねマクレイン君。驚かせてしまって?」


 リズをまた抱き上げて頭を撫でながらマクレインに謝る。


「にゃ~~~」

「い、いえ!少し驚いただけです。で、でも、猫………」

「ああ、抱っこしたいの?」

「はい!」こ、懲りないのね?

「なら、ちゃんと抱っこしてね?」


 抱いて居たリズを今度は手渡しをする。


「わぁ~!モフモフです。さっきは驚いちゃっててごめんね?」

「にゃ~ん」


 あら?気に入ったの?ならリズはマクレイン任せましょう。


「で?パトリシア何処に向かってるのだね?」

「え、あら叔父様、この方向でお分かりでしょ?」


 いちいち確認しないで下さいな!


「ククク、すまんすまん。一応ね、確認だよ?」

「はぁ~確認ですの?」

「ああ、そうだよ。ククク、いやぁ楽しいねぇ~」

「父上?何が楽しいのです?」

「マクレイン、お前………前の屋敷で暮らしてい居た時には、動物なんて触る事も出来なかったろ?」

「あ!そうですね?猫ってこんなに可愛くて、モフモフなのですねぇ」


 ん~このペースだと査定に時間が掛かるわね?


「パトリシアお姉様?」

「な、何かしら?マクレイン君」

「僕、もっとお姉様の連れている動物と、仲良く成りたいです」

「そ、そう?なら、お勉強が終わったら遊びましょうか?」

「え!良いのですか?父上!」

「ああ、パトリシアが許可を出してくれるなら、そうだねぇ………良いぞ?その代わり、ちゃんとパトリシアの、言うことを聞くこと!これは約束だ!動物にも優しくな?」


 出来るか?と叔父様が息子に念を押す。

 これは、有難いですわね?


「なら、お姉様!ジョシュアと一緒でも良いですか?」

「ええ、後で時間が出来たら遊びましょう」

「はい!」


 さて、これで話が終わったかしら?

 どんどん行くわよ!


「叔父様?少し急ぎますわよ?マクレイン君も良いかしら?」

「ああ、急ごう」

「は、はい!」


 二人が返事をすると私に付いてくる。


 うん!ウザイ………は失礼かしらね?

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