第6話 元凶はやっぱり廃除よね?
「お兄様?その人達は、あのお祖父さんに雇われたそうですわよ?恐らく、先に牢に入った方達も同じでしょうね?」
「な!」
「パトリシア?なぜ分かる?」
「そうだぞ!パトリシア?父上達がこんな者達を入れて仕舞ったと言うのか?なぜわかるのか?」
「ええ、分かりますわよ?叔父様、ヴァンスお兄様。ねぇお父様、アレクお兄様?フフフ」
「あぁ、そうだったね。パトリシアなら分かるか………分かった。グレン、クレオと衛兵を呼んでくれ」
「は!畏まりました」
父から命令を受けると、グレンは直ぐ様この場から走り去って行った。うん!父の命令だと動きも早いわね?
………なんか複雑ですわよね?解せないわぁ~。
「はっ 衛兵だと?俺達は、なにもしてないぞ!」
「なにもしてないね?私に暴力を振るおうと、しましたよね貴方?ねぇお兄様?」
あれは?ノーカンとは成らないわよ?
「あぁ、私が止めたしな。それに、この畑の事を良く知ってるらしいしね?」
「く!そ、それでも……」
「それでもなにかね?言ってみなさい?私の城に、汚い足で入りおって!」
「全くですわ、お父様。仕返しが楽しみですわね?フフフ」
「そうだねぇ~。パトリシア!父に任せろ!」
フフフ。楽しみだこと。
さて、衛兵が来るのを待ちますか?
だけど……畑を直したいのよねぇ………。
それとも、お父様ともう一度新しく雇った者達の鑑定しますか?
「パトリシア?この者達の、素性が分かるのだろう?」
「ええ、分かりますわよ?叔父様」
なに、確認なの?でも、叔父様なら仕方がないかしらね?
「なら、そうだな……済まないパトリシア。畑をこのままにするのは、非常に不味い!元に戻してくれぬか?それが終わり次第執務室で待ってるよ?だから、ここにいてくれ」
「分かりましたわ!お父様。では、その様にいたします」
そしてクレオとグレンが衛兵を連れて戻って来たので4人を連れて行って貰う。
残ったのは私とグレンと何故か叔父様とアレクお兄様でした。
アレクお兄様は分かりますが………叔父様……何故残ったの?
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