第5話 また、問題なの? 元凶は……… あぁ、やっぱり

 全く屑な人間の………名前は知りたくないわね?


鑑定


名前は省略


ステータス


性別 男

年齢 30才


職業 元農家の倅、雇われた闇冒険の使い走り。


レベル 8

HP   25

MP 15


ベルガモット家の、前当主に以来された男。



 その他の3人も、あまり変わらないステータスね?


 やはり、あの人が手を回してましたね……。

 さて、どうやって証拠を見つけますかね……困りましたわ?


「おい!お嬢ちゃん。俺らの、やり方が気に入らないならクビにしてもいいぜ?だがよ、町に出たら町中に言いふらしてやるからな?」

「あら?何を言いふらすのかしら?貴方方が役立たずだと、自分で言って回るの?フフフ」


 おお、私……悪役令嬢みたいだわ。(笑)


「テメー!役立たずだと!誰に向かって」


 私に男が手を挙げて、殴ぐって来るかと思い寸前で目を閉じて痛みを待って居たのに?

 あれ来なかったわ……あら。

 おや?誰かが、男の腕を掴んでるわね。

 誰かしら……っと考える程事でも無買ったわね。


「シア!大丈夫か!怪我は?」


 アレクお兄様ナイスタイミング!

 まぁ、格好いいわ……流石お兄様ですわ。ニッコリ。


「大丈夫ですわ。お兄様有り難うございます」

「で?なんだ、この騒ぎは?なぜ我らをここに呼んだのだパトリシア?」

「お父様……見てくださいな!この畑……、回りをほら大切な畑の惨状を!それに大切なハーブ園もです。これは……大騒ぎになりますわよ?特にお母様がね?」

「ん? ハーブ……………?」


 私がお父様に回りを見てくれと、頼むと父達が回りの畑を見回した。


「パ、パトリシア?これはどういう事だい?作物が………見事に枯れて」

「シアこれは?」

「パトリシア……ここは確か、お前が手を入れたと聞いたが?なんだいこれは」


 皆様私に、矢継ぎ早にどうしたと言われても……私のせいではないですし?

 管理は………あら?私が悪いのかしら。

 でも、人を入れたのはお父様ですわよね?


「あら?叔父様まで居らして下さったの?」

「あぁ、庭師のベンとは昔馴染みでね?慌てて居たから付いてきてしまった。ハハハ」


 あら?呑気な事ですわね?叔父様………。


「そうでしたのね?有り難うございます。叔父様」

「で?どうしたね?」

「えぇ、実はお父様達が雇い入れた、この者達の所為ですわよ?ヴァンスお兄様?先程の男達は、どうしましたか?グレンが、連れて行ったと思いますが?」

「奴らは、城の牢屋に入れたぞ?」

「そうでしたか……でしたら、この者達も追加ですわよ?」

「はぁ?何で俺たちが牢屋に入るんだよ!このガキ!」

「お前、私の妹に何て言う口を利くのだ!使用人風情が!」

「へぇ~俺らにそんな口聞いて良いのかね?」


 下らない!お脅しにも成ってないわね?チンピラの癖に!フン!


 あ、あら?失礼しました。ホホホ。


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