第14話 パトリシア城を建てる1 取り掛かり
さて、一足早く目星を着けた土地まで来たパトリシアと、兄達それに専属執事達が馬車から降りる。
「あらら………ここは、荒れ放題ですわね?何故ですの?あのお爺さん達は、なにもしてないのかしら?」
見渡す限りの、平地で木が鬱蒼と生い茂って居るだけで本当に何もない。
地図で確認した通りであった。
「パトリシア、ここの領地は広い。中々手が回らんのだろう。たぶんな………」
この木を切り出すだけでも、人手と金が掛かる。
と、お兄様が仰います。
「あら?そうですのね、ですが領地に入って街の中は整備されてましたわよ?」
「それは、お前が………」
「はい?私ですの?」
なにかしましたかね?私は?
「まぁ、良いですわそんな事は。それでは、始めますわよ?ここから全て魔法で整備致しますわ。お兄様達は、馬車で待機しててください」
「わ、分かった。ほら、みな馬車にもどるぞ!」
ぞろぞろと、馬車に戻る兄達と執事達を見送り馬車の中に入るのを確認すると、パトリシアが魔法を使う。先ずは街と、この場所を結ぶ道を先に作る。頭のなかで道をイメージして石畳の道を作り出した。
そして、次に城を囲む城壁を作りその周りに堀を作り川から水を引き込んで、堀が出来上がり道と門の間に橋を掛けた。
そして、その橋を渡り門から先の空いた土地の中央に城を作り、庭を形作る。
そして、城の右奥に畑と温室を作り。
左手の奥には厩舎と馬車を置く建物を建てる。
表の正門から続く、ロータリー形の道を作りその中央に花壇と噴水を作り、外の作業を終わらせると今度は城の奥の中庭を作る。
中庭は、中央に噴水を作るとそこから小道を作るり芝を張り花壇と木々を植えていく。
そして、中庭の広い場所にはテーブルに椅子を置く。
ここは、広くしておいて季節ごとにお庭で御食事をしてもいいように、端にバーベキューコンロとピザ釜をつくって庭の整備が終わった。
「ふぅ~、取り敢えず。此で外回りは良いかしらね?それにしても、大きな城になったわね~?これは、使用人増やさないと………庭番も人を増やさないと………」
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