第10話 パトリシア、家を出て独立出きるか?
家を出る………案外、それが一番良いのかしらね?
何処かに、土地を貰って畑仕事をしながらカフェでも開きましょうか?
後でお父様とお母様に御相談しましょう!
すると、お婆様が私に話し掛けてきました。
「パトリシア。この、お屋敷では獣なんて入れられないし、御食事なんて出さないわよ?気味が悪い!」
持っていた扇子で、顔の半分を隠す祖母です………。なんかムカつくわね?
その言葉を聞いたお母様が、驚いて声をあげる。
「お義母様?そんな酷いですわよ?まさか、パトリシアを追い出すのですか?」
「マリーン。私が、生き物が嫌いなのは知ってるわよね?そんなものを、持ち込む子なんて知らないわ?」
「………それは知っていますわ。ですが、酷すぎますわ………」
「マリーン!私に楯突くのかしら?」
「…………」
あぁ………こういう方でしたか?
まぁ、生き物が嫌いな方は何処にでもいらっしゃるでしょうから?どうこう言いませんわよ! ですが、言い方があるわよね?ルトとルクスは獣では無いし汚なくもない!
子供の頃の事を、まったく覚えていないので……この帰宅が初対面の気分でしたが………。
思い出さないのは、案外この人せいかしら?違うと思いたいけれど………?
「おいで、ルクス、ルト行くわよ!お婆さん?申し訳ありませんでした。私、先程のお部屋に戻って、お父様にご相談させて頂いたら、このお屋敷を出ますわ?では、ごきげんよう」
席を立って、チビッ子達を呼び寄せて食堂を出て行く。
「パトリシア!お待ちなさい!いま、私に向かってなんと言いましたの?お待ちなさい」
祖母が私を止めますが………知らんわ!
チビッ子達と私を、受け入れてくれなくても良いけれど………言い方?ってあるわよね?
私が、すたすたと歩く後ろにお母様がいました。
「パトリシア?貴女これから、どうするのかしら?お婆様に逆らってしまって……」
「お母様?どうもしませんわ。お父様にご相談して、何処かに土地でも別けて頂くか、町に降りて暮らす事は可能ですもの。特に困りませんわよ?私もチビッ子達を、受け入れてくれない方とは、お話しする事はありませんもの。お母様達は国を興すのでしょう?私は余り関係が無いと考えてますから……」お好きにどうぞ?
「ハァ………全く貴女は、言い出すと利かないものね……。でも、関係がないなんて言わないで頂戴!」
「お母様?ごめんなさい。ですが私はルト達を手放せ無いのです。それにしても……神獣と聖獣の見分けも出来ないなんて、フン!」
「パトリシア…………」
廊下をチビッ子達と歩いて居ると、屋敷の使用人だろうか?柱の影から、チビッ子達を見て驚いて、悲鳴を上げそうに成り手で口を押さえるメイドがちらほら………。
あ!私ここのお屋敷に居たくないわ……!
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