第40話 領地へ 殿下のお願い
何だが言い辛そうにしてるわね?
此方はある程度は、予想が着くのだけれど………。
「殿下。言い辛いなら、私から話しましょうか?」
「いや、私が話すよ。トリマン。さて頼みなのだが……私と側近達はベルガモット家の領地へ、同行したいのだが。それは構わないだろうか?」
はぁ~やっぱり……。アレクお兄様と、 やっぱりと目を合わせる。当たりですわね。
「そ、それは……ヴァルガンド殿下は、逆戻りに成るが宜しいか?」
「仕方無いです。馬車もなく馬も人数分用意できんとくれば。ベルガモット家を頼って国の者と、連絡を取るしか手は無いのですよ……」
全く情けないというクレマンド殿下。
「……そうですね。わかりました、困った時はお互い様です。成らば明日からは私達と侵食を、同じにして頂きます。宜しいか?」
「ああ、構わないぞ?それに、私を王子と思わないでくれると助かるよ。何せ、世話に成るのだから」
「ハハハ、まぁそこは追々慣ればとは、思いますが……。あとアレク!」
「……何ですか?父上(まぁ俺しか居ないよな。損な役だ)」
「お前の馬車をクレマンド殿下に、使って貰う。従ってお前はパトリシアの、馬車に移動しろ」
「わかりました。パトリシア明日から頼むよ」
「わかりましたわ?では、明日から宜しくお願い致しますわ。さて話し合いは終わりましたわね?」
「ああ、だいたい終わったな?」
「クレマンド殿下、後何かご要望は?」
「それなら、私達の身の回りの世話をする者を何人かお願いするよ。案内されたテントなのだが……何分男手だけで勝手がわからん。すまないが頼む」
テントの使い方?そんなもの適当に使えばいいのに?ベッドしか置いていない筈よね?
「わかりました。メイドを幾人か専属で付けますので、その物に色々とお申し付け下さい。後は宜しいですか」
「ああ、今のところは問題ない」
「では、何かあればメイドに伝えて下さい。さて、今夜はこれでお開きだ」
「では、私はこれで失礼を。クレマンド殿下、お休みなさいませ。お父様お母様、お兄様達もお休みなさいませ」
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