第18話 領地へ キングコポルトと対峙

 雷の魔法でキングコボルトを倒して一言。


「よし次!」


 といって、ガッツポーズと共にヴァンスお兄様の顔を見たら固まっていた。(笑)放っておこう。


「………」


 さて、もう一匹のキングコボルトを探しますわよ?


「お兄様。見つけました残りの一匹を!!」

「お、おう……(私の妹は強すぎる……瞬殺って……)」


 と言いながら、キングコボルトがいる場所に走って向かうと、一人の騎士?が苦戦していたので声がを掛けた。


「そこの人、大丈夫ですか?手は貸しますか?」

「す、すまん。貸してくれ」

「分かりましたわ、そこの人。一旦後ろへ下がって下さいませ!!」

「わかった。なら、下がるぞ!」


 と言って下がって貰ったが………チッ!下がりが足らないもう少し下がって欲しい。


「そこの方、もう少し下がって下さいませ!」


 すると、更に男がまた数歩下がったのを見たので空かさず魔法を放った。


 ライトニングエアボルト!!!


 キングコボルト目掛けて、光と風が合わさった柱がキングコボルトの頭に、突き刺さり光が身体を通り抜けてスッ~っと光が消えて行った。

 すると、キングコボルトが痛みで大声を出した。


「グワアァァァァァーーー!!!」


 と叫びながら、キングコボルトが「バターン」と音がして砂ぼこりを巻き上げて倒れた。

 倒れた。キングコボルトを確認して一言!


「はい!ここは終わりですわ?」ニコリとほほえむ。

「………」

「……………」


 助けに入った騎士風の男が絶句する。

 おまけで、ヴァンスお兄様も絶句ですか?

失礼な!


「お兄様?終りましたよ。次に行きますよ?」

「……お、おう。そうだな?」

「あぁ、そのこ騎士様ですか?お怪我は?」

「………」

「あら?腕から血が出てますわね?ならばヒールはい!治療完了ですわ?」

「え?あ、はあ?」


 ん?ビックリしすぎですね?放って起きましょう!


「では、私達は。あちらへ行きますので、失礼しますわ。お兄様行きますよ?」

「は!あぁ、わかった。では失礼する」

「え、え?あぁ?(な、何が起こったんだ?)」


 男が呆気に取られているのを、横目にしてその場を離れ現状の確認するために、ヴァンスお兄様と二人でアレクお兄様の元に戻った。

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