第4話 領地へ

 さて、まったりしていた日々も、そろそろ終わりのようです。


 この一ヶ月の内で、森に薬草を取りに出掛けてそれが家族にバレて怒られましたが・・・。解せない!


 そして親友のイリア、マリエールに手紙と。お詫びの印にと、お菓子を執事にこっそり持って行ってもらった。


 イリア、マリエール元気でと。

 あとは、結婚式に出席出来なくてごめんなさいと誤りの手紙を出した。

 そんな事がありつつも、明日は領地に向けて出発の日です。


 どうやらこの屋敷も売れた様で、両親もほっとしています。それと国王陛下と約束した白金貨150枚が無事に先日届きました。

 これで少しは、気が晴れました?いえ、こればかりは暫くは無理ですわね。


 そして移動の準備は万端ですわよ?

 屋敷の中は殆ど物が残って降りません。ですが細々した個人の物は、マジックバッグを各自に渡してあるのでそちらを使って貰います。


 その他の物は全て、私のアイテムボックスの中に収まりました。ある意味凄いです!

 大事な草木も入りましたよ!これにはビックリです。


 ただ料理長には、別に用意したトランク・ケースを渡しておいた。

 だって面倒よ?三食作る度に私が食材やら何やらを出すのは……なのでトランク・ケースを作って、空間魔法でマジックバックならぬ、マジック・トランク・ケースを作って渡しました。


 この中にはなんでも入るので、使ってくださいな?

 と渡したら、料理長は目を白黒させて驚いてだけどね?

 だけど新し物が好きな料理長は、早速使ってみたらしくて後から泣いて感謝された。


 善きかな♡


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る