第2話 領地へ

 サロンに移動をして、パーラーメイドからお茶を受け取る。

 まったりと時間を過ごすと、思い出すわねぇ~。

 昨日の事が嘘みたいに平和だわぁ~。

 あぁ、平和だわぁ~なんて自由なのでしょうか。

 そう言えば、まだチビッ子達に屋敷の庭を見せていなかったわね?

 まぁ、もう直ぐ屋敷を手放すけれどね……。

 チビ達と遊んで少し体を動かそう!


「よし!ルクス、ルトお庭で遊びましょう」


 そう言って、サロンを出て庭で従魔達と遊び厩舎に行って馬のロイに、ルクスとルトを紹介して部屋に戻った。


 部屋に入り、従魔達をクリーンで綺麗にすると自分にもクリーンを掛けて綺麗にする。


(ふうー疲れた!ルクス、ルトも疲れたでしょ?お昼寝する?)

《ご主人疲れた、けど……お腹空いた!》

《主ぃ~ボクも》


 1日三食育ち盛りだな……。


(なら食堂に行って、お昼にしましょう?料理長に頼んでおいたから、直ぐにご飯が食べれるわよ)


 食堂に行き、ルトとルクス用の食事を頼んで二匹に食べさせて部屋に戻る。


 さて、私は……少しお勉強したいのよねぇ?


(ねぇ、ルクス、ルトこのお部屋だったら、探検してても良いわよ?私少し彼処で御勉強してるから、好きにしてて良いわよ?)


 そう話し掛けると、ルトがお勉強?何をするの?と言う。


(そうねぇ~。薬草のお勉強かしら?お薬作りたいのよ)

《ふうぅん。お薬、苦い?》

(ま、まぁ……苦いわね?)

《どんな薬草なの?》

(ルクス見る?)


 薬草の図鑑を出して、ルクスとルトに見せる。


(ほら、この癒し草よ?分かる?)

《あ!これ見たことがあるよ?多分森にあったよ!》

(へぇ~そうなの?なら、明日取りに行こうかな?)

《主、森に行くの?》

(ん?そうねぇ~どうしょうかしら?ルクスとルトはお留守番する?)

《やだ、ボク行くの。主の影に隠れられるから一緒!》

《僕も行く、ご主人の影に隠れて行くよ?》

(え?そんな事を出きるの?)

《出きるよ?ほら………》


 すると、私の影にスッと吸い込まれる様にいなくなった。


(ええ!す、凄いのね?此なら何処にでも一緒に行けるわね?なら、明日森に行って薬草を取りに行こうかしら?)


 影から出てきて抱きついて来る。


 うん!可愛い♡


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