第7話 国王VSベルガモット家 Ⅶ 決着

 すると、国王が信じられない事を口にする。

 つくづく、口の軽い軽率な国王だ。

 こんな人が国王とは……国民が可愛そうな気がする。


 まぁもう私達には、関係が無いが……冷たいと思われるだろうがそう言うことだ。


「お前達だって、贅沢しているだろう?変わらんよ!」

「うち(ベルガモット家)ですか?そうですねぇ~!うちは……私達の子供の知識を活かせて居ります。故に贅沢では……有りますねぇ~?ですが……領地は安泰ですよ?」


 そうなんだ?また私何かしてるのかしら?

 領地に帰るのが少し怖いです。


「変わりますよ?何を言っているのか知りませんが。私達が贅沢できるのは、領民のお陰です。ですからしっかりと、還元もしていますわよ?」


 なにを失礼なと言い、母が自慢げに言う。

 するとまた国王が憤慨しだす。


「貴様達!私の政が、間違いだと申すのか!」


 あらら逆ギレです。こうなるとまた長いなあ~。


 するとお父様が、フフフと笑う。


「間違ってるから、財政難なのでは?私は以前から忠告をしてましたが。何を言っても無駄で、馬の耳に念仏でしたしねえ?何か間違ってましたか?陛下?」


 そうなのですか?直ぐに代替りをしたほうがいいのでは?

 ハインツ皇太子様ガンバ!

 ご兄弟で、しっかりとしてくださいね?


「さあ、本当に終わりましょう?言い合いをしていても時間の無駄ですよ?」


 ヴァンス兄様がどうやら仕切ってくれる様ですね?

 私は見てるだけにします。


 帰ってお夕食が待っていますよぉ。

 今日は確か、トンカツならぬボアカツの日です。

 お父様始め、お兄様達のバトルが没罰する日です。見物ですイケメンのバトル!

 さぁ、こんな所に居ないで帰りましょう。


「陛下、お願いします。サインを……!」


「貴方……仕方がないわ」


「父上ここは私達の、負けですよ。そもそもあの馬鹿のせいです。それは元を正せば、貴殿方のせいですよ?」


 勝ち負けでは、無いですよぉ~?


「はぁ~。パトリシア嬢、すまなかった申し訳ない。妃の無体、息子ルーベルトの数々の無体。私達の無体すまなかった。心から詫びよう、そしてサインをしょう」


 そして二枚の書類にサインをして、お互いに保管する事で話が着いた!


 よし、帰りますよ!

 帰ったら美味しいご飯が待ってます!


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