第26話 領地に帰る前の準備 26
アレクお兄様と、屋敷に戻ると丁度ヴァンス兄様と同じタイミングで屋敷に戻れた様でヴァンスお兄様に、私が声を掛けるとお兄様が振り向く。
「あぁ、お前達か・・・・・」
「お兄様、お疲れですね?」
「誰のせいだと?パトリシア!」
「そ、それは申し訳有りません……ヴァンスお兄様、アレクお兄様も……」ついでにアレクお兄様にも謝る。
馬から降りながら、二人の兄に謝り馬丁に手綱を預けてシュンとする。
「ま、まぁヴァンス兄上、ここでする話しでも有りませんよ!」
屋敷へ入りましょう。と、アレクお兄様ヴァンスお兄様を宥めて誘導してくれた。
三人でエントランスに向かうと、ヴァンスがパトリシアが抱え込んで居るものに気がつく。
「パトリシア……お前それ……何を持って居るのだ?」
「「あ!」」
アレクとパトリシア二人が、声を重ねて困った顔をした。
「あの、ですね?これは……後程家族全員お揃いの場で、ご説明致しますわ。アレクお兄様もご存知ですし、取り敢えずこの……これは私の部屋に持って行きますので、後で話しましょう」
私お着替えして参りますわ!とパタパタと走って屋敷の中へ入って行き、自分の部屋に戻った。
「……アレク……何だあれは?」
シア!!!!!お前俺を残すなよ!(怒)
「い、いや兄上、あれはシアが後から説明するだろうから、待ってくれると俺もありがたい………」
「全く、お前達は後で言い訳を聞こうか?」
「ハハハハッ」(ヤバい、これは父上、母上も参加で怒られる……パトリシア恨むぞ!)
「で……では、俺も着替えて着ますので後程。兄上も、着替えて!ほら!」
「あ、あぁ………まぁそうだな!」
誤魔化せた?いや無理かぁ………。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます