閑話 国王side 5 王子ざまぁ カウントダウン 5

「兄上達失礼だ!何故笑うんだ!」

「お前が、馬鹿だからだろう」

「父上私を馬鹿にしないで頂きたい!」


ほう………では、如何いたすのだ?

聞こうか。


「では聞くが、パトリシアと言う婚約者が居るにも関わらず、他の女を婚約者にする!と言うことはお前が不義をしたと見られるが、わかるってるのか?」

「不義?何ですかそれは。父上?」

「はぁ……お前が浮気をしたと言う事だ!」

「浮気などしておりませんよ?私は、真実の愛を見つけたのですから」


ぶっ!クレールがまた笑い出す。


笑うクレールを、横目にして再び話すが何だか話すと虚しく成ってくるのは、気のせいなのだろうか?


「ルーベルト。この国には妾制度は無いぞ?一夫多妻でも無いぞ?」

「え?妾?一夫多妻?何ですかそれ?」

「………それすらも知らぬのか?」

「駄目だこれ!ワハハハハハ!」

「母上。どう教育するとこんな、馬鹿に育つのですか?私達に教えて下さい」


顔を両手で覆い隠す母は残念で成らない。


「黙って、ハインツ、クレール私も後悔してるところよ!」


後ろに控える執事も笑いを堪える。


皆で、私を馬鹿にしやがてっ!なんだ責任て?

意味が分からない。『いっぷたさい?めかけ?』

なんだそれは聞いたこともないぞ?




さて、どうするかこの馬鹿息子は………。


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