『おい二番』


「あっ。あひい」


『レイド中に寝るな』


「えっあっ」


『味方が必死になっておまえを守ってるぞ。キルリーダー』


「すんません寝てました。で、いま、どうなってます」


『どうなってますじゃねえよ前線が崩壊気味だよ』


「じゃあ前線立て直しますね」


『寝てても強いんだから困るよおまえは。なんなんだ一体』


「良いパフォーマンスは良い睡眠から、です」


『寝落ちプレイヤーのくせに』


「いい夢だったなあ」


『そうか。どんな夢だった?』


「いや、覚えてないです」


『きいたおれがばかだったよ』


「そんなこと、あるでしょ。何見たか忘れたけど良い感覚だけが残る的な」


『ないな』


「前線立て直りましたが」


『雑談しながらキルしまくってるのがやばい』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夢と幻想 オーバーレイド 春嵐 @aiot3110

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る