第9話 夢か現実か。
「誠」
なんだろうこの感じ。
凄く嫌な予感がする。
あの、夢もそうだけど
看護師の様子が気になった。
ふと、気が付いた。
刑事の福田が来た。
「福田」
宮坂さん、実は不可解な事があり
聞きに来ました。
あなたは、新津桜子さんをご存知ですよね?。
「誠」
はい。
私の元彼女です。
「福田」
そうですか……。
実は、あなたが言っている
桜子って人はもしかすると姉の新津彩音の可能性があるんですよ。
「誠」
え……。
どう言う事ですか?。
「福田」
実は、申し上げ難いですが お伝えしなければなりませんね。
実は、貴方がストーカー被害に会う1ヶ月程前に、消息不明になっていました。
私達の上が捜査に駆り出されていた。
だから、桜子がストーカーを出来る筈が無いのです。
「誠」
そうなんですね……。
実は気になる事があるんですよ。
ここの、看護師に1人怪しい人がいるんです。
「福田」
そうなんですね。
上に話してみます。
「誠」
お願いします。
私も出来る限り捜査に協力します。
「福田」
わかりました。
何かあればすぐに言ってくださいね。
それでは、また来ます。
「誠」
はい。
そう言うと、福田は病室を後にした。
すると直ぐに看護師が来た。
「看護師」
宮坂さん……全部知ったんですね。
このまま生かしておく訳には行かないみたいですね。
仕方が無いですよね。
「誠」
うっ。
誰だお前は。
まさか、桜子の面をした彩音か?!
「彩音」
そうよ。
あなたには失望した。
あんな事して裏切るなんて……。
「誠」
裏切るだと?
いつ誰が裏切った?
俺は彩音を知らない。桜子しか知らなかった。
で、俺をどうするつもりだよ。
殺すのか?
俺を殺した所で、彩音には得なんか無いだろ?
「彩音」
アハハハハ。
誠……そんな事言ってられるのは
今のうちよ?
貴方が手に入るならなんだってする。
殺しはしないわよ。ただ条件があるだけ。
「誠」
なんだよ。条件って。
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