第7話 過去(桜子)Part2

「桜子」

 もう……ここまで来たら、やるしかない。

 誠……ごめんね。

 *公園の公衆電話にて*

「桜子」

 …………。

「誠」

 もしもし

 宮坂です。

 どちら様でしょうか?

 もしもし?

 あれ、変だな。

 *電話が切れた*プープープープー

「桜子」

 よし……予定どおり。

 *次の日*

「桜子」

 …………。

 あれ出ないや。

 まぁいいや。

 アハハハハ。

 あっそうだ。

 誠にLINEしよ。

「誠LINE」

 ねえ誠、今何してんの?

 誰といるの?

 ねえなんで無視するの?

 ねえ、ねえってば

 もしかして、私以外の女といるの?

 ねえ誠!無視しないで。

 誠!

 あ、今家の近くだから行くね。

 あ……誠の家だ。

 ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン

 ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。


 ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン。

 ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン。

 ねえ誠居るんでしょ?開けないさいよ。

 どうして無視するの。

 あ、もしかして私がストーカーって思ってるの?

 アハハハハハハ……ねえ誠

 酷いよ。私はねあなたが好きなの。

 本当は誠の事を諦めてないからね?

 アハハハハハハ。

 誠、あなたがどこに逃げても必ず見つけてあげるね!

 また来るね。誠。

 *次の日*

 誠に電話しなきゃ。

 あれ、電話出ないや。

 誠の携帯のGPSは家の近くだ。

「桜子」

 みーっけ。

 誠!何してんの?

「誠」

 わーーーーー!!

 来るなーー!!

 急いでその場を後にした。

「桜子」

 うふふふ

 アハハハハ

 誠、私と鬼ごっこしたいんだね!!

 わかった。必ず捕まえてあげるね!

「誠」

 なぜか分からないが、桜子に見つかった。

 このままじゃやばい。

*公園にて*

「桜子」

 ねえ誠。もう鬼ごっこは終わりだよ?

 隠れても無駄だよ?

 ドンドン。あれ?ここかな?

 違うか。ドンドン。それともここかな?

 違うみたい。最後のここかな?

 ドンドンドンドン。誠居るんでしょ?

 もう無駄だよ?開けて?誠。

 開けないなら、扉壊すね。

 アハハハハハハ。

 遠くの方から、サイレンが聞こえて来た。

 やっと警察が来た。

「桜子」

 え……?警察。

 アハハハハハハ

 警察呼んだって無駄だよ?

 私が殺すから。

 そう言うと、桜子は近ずいて来た警官に対して手に持っていた果物ナイフで

 警察官3人を刺した。

 辺りには血の池が出来ていた。

「誠」

 やばい。もう僕は終わった。

「桜子」

 アハハハハハハハハ。

 刺した。3人を刺したよ?

 誠見てた?

 アハハハハハハ。

 桜子は扉を壊して入って来た。

 彼女は血まみれだった。

 そして、桜子は誠に向かってスタンガンを使った。

 誠はその場に倒れ込んだ。

「桜子」

 もう、絶対に離さないよ。

 永遠に私だけの物にしてあげるね。

そう言うと、桜子は誠にスタンガンをあてた。

「桜子」

よし。これで、誠は私の物。

私の家に監禁して、永遠に一緒になれる。

あぁー楽しみだわー。









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