第11話 幕間というか、一休み

 ちょっと一休み。


 この作品は、ほぼ真実である。

 そのため、登場人物も、ほぼ100%実在する人物である。

 面白くするため、少々、話を盛ってはいるが、見る人が見れば、あぁ、あの事件ね! と言う感じで分かってしまう。


 まぁ、それはいいのだ。

 身内間で、ネタになるのは、それはそれでまた面白い。

 ただ、身バレは避けたいので、なるべく、そのあたりはぼかした形で書いていきたいと思っている。


 自叙伝形式になっているため、プロットも何もない。

 自分の記憶を思い出して、苦笑いしながら書いているだけなのだ。

 ただ、どうしても感情に左右されやすい。

 文章を書く時のマインドによって、表現が180度変わってしまう。


 と言うのも、妻と喧嘩した。

 些細なことだ。

 子供のしかり方についてである。

 どちらが正解と言うわけではない。

 価値観と価値観の相違である。


 まぁ、結婚と言うのはこういうものであると思っている。

 あかの他人同士が生活するのである。

 ゴミの出し方、洗濯の仕方、お味噌汁の味噌の味に至るまで異なるのだ。

 それらをたがいにすり合わせながら、落としどころを探っていくのである。


 ココは男性目線で申し訳ないのであるが、このすり合わせ作業、男性は苦手なのではないだろうかと思ってしまう。

 貴女の方々の反論を承知のうえで少々愚痴りたい。


 どうしても、男は夫婦間の会話が苦手な気がする。

 だが一方、仕事上のビジネストークは簡単だ。

 目的があって、筋道がハッキリしている。

 想定していないイレギュラーなことがあっても、ゴールが分かっていれば、解決方法は思考しやすい。

 だが、夫婦関係はこれとは違うような気がしてならない。

 目的がはっきりしているようで、はっきりしていない。

 おそらく、それが男女の性差なのかもしれない。


 また、男女で平等に家事を負担したつもりでも、どうしても女性の方が負担割合が多くなる。

 うちも、当初は半分半分と約束していたが、時間がたつにつれ、今では俺が2、妻が8ぐらいの割合になってしまっている。

 これも、言い訳をするならば、価値観の相違なのだ。

 自分の納得するやり方でやったとしても、それが相手にとっては受け入れられない。

 些細な事であっても、それが積もり積もれば喧嘩の原因になるのだ。

 だから、自分がこうしたいというのであれば、それについては自分がその家事をすべきだという結論になった。

 自分がこだわりがある家事については、自分が率先してやる。

 お互いにそれを実行していると、先のような按分比率になってしまったのだ。

 おそらく、その比率に妻も不満があるとは思う。

 だが、俺に任せて二度手間になる方が、もっと嫌なようなのだ。

 だから、触るなという話になる。

 まぁ、俺は俺で、妻ができない作業に専念する。

 外回り、力仕事、地区の仕事、交渉事、しつこい営業の追っ払い!

 まぁ、これらの仕事は、日々発生するものではないので、数的には少なくなるのは仕方ない……と、勝手に思っている。

 俺自身、料理ができないわけではない。

 ただ、出来上がったものが茶色一辺倒なのだ。

 栄養が偏り、受け入れられないとのことらしい。

 洗濯もしようと思えば、できると思っている。

 ただ、洗濯ネットの役割が今一よく分からない。

 エマールなどという、おしゃれ着洗い専用の洗剤があるのも、結婚してからの事だった。

 掃除もしようと思えばできるはずなのだ。

 だが、面倒だから、掃除機ロボットを買った。その方が時間的に有効だと思ったのだ。

 ただ、細かいところがどうだとか言っていたが、そんなところに目がいかないから、気にしない!


 まぁ、一事が万事、何事もお互い相手の行為を受け入れられない。

 仕方ない。

 結婚とはこういうものだ、仕方ない。


 だが、やはり、ケンカした後に、この作品を書くと、感情によって簡単に左右されてしまうのだ。

 そう、女神さまが、メデューサになってしまう。

 さすがにそれはちとマズイ。


 と言うことで、この作品は不定期更新なのである。

 あしからず。



【グダぐだの今日のつぶやき】

 結婚後の生活は、お互いの価値観と価値観のすりあわせ。

 ぶつかって当然。

 喧嘩して当然。

 落としどころが見つかれば、それが、きっと自然な形。


 たぶん……


 などと、男だけが思っているのかもしれない。





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