第22話
さて日は経って。
からだを定期的に動かさないと鈍って仕方ない。
そして現在ダンジョンの二階への階段に至る。
「俺、誰に解説してるんだろ?」
一人で行動してると独り言が増えて困るな
今日はゴブリンを倒すんだ。集中しないと。
「とは言っても、そんなにすぐには出てこないだろうけどな」
ダンジョンは一階層ごとに全長1kmから5kmになる‥‥‥と言われている。実際はそれ以上は見つけられてないし、あったとしても攻略を優先にするからいちいちはかってられないからだ。
まぁ、ダンジョンの距離をはかっているうちにモンスターに近づかれると危ないからな。
そろそろ交差路に差し掛かるが‥‥‥‥横切った!
「グキャキャッ」
いた!しかも一匹でいる!これは‥‥‥‥カモだ。後ろを向いてる。この間取りだと‥‥もう少し近づいてもばれなそうだな。
あいつの得物は‥‥斧を使うゴブリンなんて初めて見たぞ!?あいつを倒せば斧を落とすのか?っていうか斧って売れるのか?
ま、やればわかるかな。
息を殺して、短剣で届く距離まで近づいて、あとは‥‥‥‥
「一刺し!」
「グギャッ!!」
バタッ
「あれ?」
死んだみたいだ‥‥って、ええ!
これは‥‥怖がる必要が無かったかもな。
殺気が怖かったんだから、殺気を受ける前に殺せばよかった。
こんなに簡単なことに気づかないなんて。
「ま、次から実践‥‥はぁ」
あのゴブリンが落とした物は魔石と斧だ。
そう、あのゴブリン斧を落としやがった。
さすがにリュックにもこいつは入れられない。
「これは‥‥‥‥‥帰るしかないか」
さぁ!帰宅だ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます