第13章 ガル博士
鏡の前で念入りに髪を整え、上着の埃を払い、ネクタイの曲がりを直していると、テッサはあきれた顔をして言った。
「そんなにおめかしして、どこへ行くのさ」
「おめかしではありません。紳士としての身だしなみです」
袖に小さなシミを見つけた。忌々しいことに、指でつまんではじいてみたが、落ちない。まあ、よくよく見ないとわからないから、いいか。それに、替えようにも上着はこれ一つしか持っていない。日本から船に乗った時以来、袖を通したのは今回が初めてで、今朝、トランクから引っ張り出してきた。肩のあたりが少しきつい。それに、なんとなく防虫剤の匂いが気になる。鼻をひくひくさせると、テッサが言った。
「オーデコロン、貸してやろうか?」
「結構です」
「モスボールの匂いより彼女に受けるよ」
会いに行くのは彼女ではない。天下の名士だ。相応の敬意を表すべきだと思って衣服を改めたのだ。モスボールはまずいかな? 一瞬、コロンを借りようかと思ったが、テッサが意地の悪い顔でにやにやしているのを見てやめた。
「では、お先に」
テッサはうん、と言った。
楽屋の戸口で、テッサの声が追いかけてきた。
「あのね、三郎。あんた、アメリカをどう思う?」
アメリカ? なんの話だ。
立ち止まって振り返ると、テッサは、なんでもない、じゃ、また明日、と言ってそっぽを向いてしまった。
ブルック・ストリートの堂々たる屋敷で名乗ると、黒服の執事は一目で客の地位身分を悟ったようだったが、何も気付かないように丁重に客間へ通した。よくしつけられている。それでも執事の小鼻がひくひくと動くのを見た時には、コロンを借りなかったことを後悔した。
どっしりした重厚な家具が備えられた客間だった。上品で趣味の良い小物があちこちに置いてある。小さな銀の彫像や、オルゴール付きの置時計。中国風の花瓶にはたくさんのバラが生けてある。壁には英国の田舎の風景を描いた油絵が掛かっていた。いずれもこの家の富と社会的地位を十分にあらわしている。
大して待つこともなく、この家の主人が入ってきた。痩せた小柄な老人だが、目に力がある。
サー・ウイリアム・ガル博士。
いわゆる立志伝中の人物だ。沖仲仕の息子で八人きょうだいの末子。父親が早くなくなった後、母親は女手ひとつで子供達を育てあげた。末っ子の学業成績がいいのを見て、ラテン語とギリシア語を仕込み、良家に仕える家庭教師にしようとした。労働者階級の子供が上の階級に登れる数少ない梯子の一つだ。しかし、ガルは二十一歳の時、伝手をたどって地元の病院に医師見習いとして採用される。給料は年に五十ポンドだった。聡明で努力家のガルは三年後には学位を取り、病院で働きながらさらに研究を続けて医学博士になった。腎臓の病気―ブライト病の専門家として知られ、大学で講義をしている。陸軍大佐の娘と結婚し、三人の子供にも恵まれた。ガルの名を一躍有名にしたのは、一八七一年、英国皇太子がチフスにかかって命を危ぶまれた時である。ヴィクトリア女王はチフスで夫を失っており、息子までも同じ病気に取られるのかと悲嘆に暮れていたから、息子を死の淵から引き戻してくれたガル博士に対する感謝の念は絶大だった。博士は准男爵に叙せられ、女王の信頼は非常に篤かった。
ガル博士は微笑を浮かべて、握手の手を差し出した。
「日本のお客様にお会いするのは久しぶりです。数年前、日本から来た学生を教えました。大変優秀な学生でした」
「夜分、お騒がせして申し訳ありません」
俺は握手の手を差し出して、そこでガル博士が左手を出しているのに気がついた。ガル博士の笑みは消えない。
「二年前に卒中の発作を起こしましてな。右手が利きませんので失礼しますよ」
いや、とんでもない、と汗をかいた。ガル博士は七十を越えている。この老人を切り裂きジャックだと秘かに囁く人々がいるのだから信じられない。優れた医者であること、腎臓の病気のエキスパートであること――四番目の被害者エドウズの腎臓は切り取られて持ち去られている――そして彼ならば、警察を黙らせる権力を持っている、というのが、その噂の根拠だ。
柔和に微笑んでいる目の前の老人が権力者であることはまちがいない。三郎にとっては雲の上の人だ。タンブレッティの元助手の若い男が、ガル博士の名前を囁いた時には、心底驚いた。それから困惑した。なんとかしてガル博士に面会したいのだが、紹介者もなしに会えるような人ではない。一昼夜考えたあげく、ホワイトチャペルの聖メアリー教会の牧師に会いに行った。ホワイトチャペルには、ロンドン・ホスピタルがある。ガル博士は度々ここで講義を行っているし、熱心な慈善活動家でもある。二人は知り合いではないか、と思ったのだ。
思った通り、牧師はガル博士を知っていた。だが、なぜ博士に面会したいのか、理解してもらうのは、少々骨が折れた。切り裂きジャックという言葉を出したとたんに、牧師は怒り出したのだ。ガル博士をジャックに結びつけるなど、とんでもないと言う。
「わたしが聞いた作り話の中でも一番馬鹿げた話です。ロバート・ジェイムズ・リーという名前を聞いたことがありますか?」
「いや、知りません」
「最近流行の『霊媒』という名前のイカサマ師です。霊感があると称して交霊会とやらを開き、善男善女をたぶらかして金を稼ぐ、あの連中の一人です。この男がバスの中で乗り合わせた乗客に何やら不吉な感じを受けた。ジャックの隣にすわっているという強い霊感を受けたので、その男が降りた時に一緒に降りて後をつけた。男はブルック・ストリートのガル博士邸に入っていったので、後で警官と一緒にその家を訪問して調べた、というのですがね」
牧師は吐き捨てるように言った。
「馬鹿馬鹿しい話です。スコットランドヤードが霊媒と事件捜査などするはずがない。当たり前でしょう。どこかのイカサマ師がピピッと来るたびに警察に尋問されてはたまりません。第一、ガル博士は七十を過ぎておられる。どうやって夜のホワイトチャペルを駆け回るんですか」
「馬車を使ったという説を聞きましたが」
牧師が軽蔑の目で見たので、あわてて付け加えた。「いや、わたしがそう信じているわけではありません。ただ、そういう仮説がある、というだけです」
牧師はため息をついた。
「仮説だけはわたしもうんざりするほど聞きました。ほとんどが根も葉もない妄想か、でっちあげです。あなたは、ブドウの話をお聞きになりましたか? ジャックがブドウを餌にして被害者の娼婦たちを誘ったという話です」
「聞いたことはあります。ブドウは高価で娼婦たちの口にはまず、入りませんから、それを餌にしたというのはまあ、納得できます。たしか、殺害現場にブドウを食べた後の茎の部分が落ちていたとか」
「嘘です」
「はあ?」
「でっちあげです。二重殺人の現場になったダトフィールド・ヤードの近くの食料品店の主人が、エリザベス・ストライドの連れの男が、事件の起きる少し前に自分の店でブドウを買ったと申し立てたんです。さらに、証人が四人、ぞろぞろと現れ、ストライドの死体のすぐ側でブドウの茎を見たと証言しました。しかしですね、現場を調べた警察官は、誰ひとりとしてそんなもの、見つけちゃいません。検死審問では、遺体を解剖した二人の医師が、ストライドの胃にブドウなどなかった、とはっきり言っています」
「どういうことですか?」
「食糧品店の店主が商売気を出して、少しばかり店の宣伝をした、ということでしょうな。四人の証人は店主に買収されたんでしょう。貧しい連中ですから、それこそ、ブドウを一房もらえば喜んで証言するでしょう」
「なるほど」
「切り裂きジャックの事件は、あらゆる思惑と嘘と空想が渦巻く迷宮です。そこから事実だけをより分けるのは非常にむずかしい。ヤードのアベリン捜査官は一度、わたしにこうぼやいたことがある。『警察は多過ぎる仮説の中で迷子になりそうだ』とね」
はあ、とおとなしく同意すると、牧師は、これは失礼、と言った。
「すっかりおしゃべりしてしまいました。しかし、ガル博士への誹謗中傷は許せないものですから」
「それはわかっています。わたしも、博士がジャックだなどと言うつもりはありません」
「ほう? ではなぜ?」
「博士はジャックではない。でも、ジャックかもしれない男を知っておられるのじゃないかと思うからです。フランシス・タンブレッティ」
「あの男か」
牧師は腕組みをした。そういえば、と思った。牧師もタンブレッティを知っていたかもしれない。同じホワイトチャペルの住人だ。
しばらくの沈黙の後、牧師は口を開いた。
「あの男は悪党だった。しかしなぜ、ガル博士が……」
俺は、助手が明かした保釈金の出所の話をした。
「それなら、なぜ警察にその話をしない?」
「警察は初めから知っていたと思います」
牧師はまた黙った。何か苦いものを飲み込むような顔だった。
「しかし、あなたが今、なぜ?」
「ジャックが戻ってきたという説をご存知でしょう?」
「知っている。新聞が大喜びで書き立てているからね」
「これも『仮説』かもしれません。でも、気になるんです。わたしにとって大事なひとが、ジャックに狙われている、と言った人がいます。わたしは、メアリー・ケリーを知っていました。もう、二度とあんなことはごめんです」
牧師は一言も言わず、机に向かうと、ペンをさらさらと走らせた。三つ折にした紹介状を封筒に入れて渡してくれた。
「ホワイトチャペルにはしばらく行っておりません。聖メアリー教会にもご無沙汰している。ジョーンズ師はお変わりありませんか」
ガル博士は、親しみ深く丁重な言葉遣いで、身分がはるかに下の若い外国人の俺に接した。患者たちが博士を信頼したわけがわかるような気がする。この人に、ジャックの件で告発めいたことを言うのは気が引けた。だが、言わねばならない。お茶を運んできたメイドが出て行くのをしおに、切り出した。
「博士、フランシス・タンブレッティという男をご存知ですね?」
「タンブレッティ? さあ……」
「去年、ホワイトチャペルの事件で犯人ではないか、と疑われた男です」
「ああ、憶えていますよ。ひどい事件でした。しかし、犯人はまだ捕まっていないと思いますが」
「捕まっていません。タンブレッティは男色罪で逮捕された後、すぐに保釈され、そのままフランスへ逃亡してしまったからです」
「ふむ。すると、あなたはそのタンブレッティという男が、ジャックだとお考えなんですな」
「わたしはそう思っています」
「しかし、証拠はない」
「ありません。あなたが、手を回してやつを釈放させてしまったからです」
「これは驚いた」
ガル博士は少しも驚いた様子なく言った。「わたしはタンブレッティなる男とはなんの関わりもありません」
「やつの保釈金千五百ポンドを払ってやったのはあなたです。二人の男に届けさせた。噂ですがね。しかし、噂というのは真実を突いていることもあります。これは真実だろうとわたしは思っています。やつの釈放は、ヤードの首脳部も了解済みのことだった。さもなければタンブレッティが、ああも易々とフランスへ出国できるはずがない。わたしは、英国の警察がそれほど無能とは思っていません。事実、ちゃんとニューヨーク警察にはヤードから警告が届いていました」
ガル博士は困ったように首を振った。
「ホワイトチャペルの事件で、わたしの名前が色々取りざたされているのは知っていましたが、こんなにはっきりと言われたのは初めてですよ」
「遠まわしに言ってみても仕方ない。わたしはあなたを非難しに来たのではありません。そんなえらそうな真似はできない。ただ、あなたが、あなたほどの名士が、なぜ、そんなことをなさったのかを聞きにきたのです。それと、タンブレッティが今、どこにいるのかを」
「もし、わたしがあなたの今言ったようなことをしたとして、なぜ、あなたに話さなければならないのですか?」
「ジャックがロンドンに戻ってきているからです」
ガル博士は息を呑んだ。が、すぐに平静な表情に戻った。
「確かに、またホワイトチャペルで事件が起きたという記事は読みましたが、ジャックの仕業とは限りますまい。ジャーナリズムは、いつでもセンセーションを狙います。新聞の見出しをあまり信用なさるのはいかがなものか」
「ここへ来たのは新聞を見たからではありません。先週、ロンドンでタンブレッティを見た男がいるからです」
ガル博士の顔がこわばった。
「まさか」
「本当です。その男はタンブレッティがある女性を追っていくところまで見届けています。その女性はわたしの知りあいです。ですから……」
「ここへいらした、とそういうわけですか。なるほど」
ガル博士は椅子に寄りかかって目を閉じた。無意識だろうか、左手で動かない右腕をそっと撫でている。そうやっていると、さっきまでの有能で信頼できる医者という仮面が剥がれ落ち、思いがけなく、疲れた老人の顔が浮かびあがってくるようだった。
「博士」
遠慮がちに声をかけると、ガル博士は目を開いた。
「あなたは日本人だが、名誉について、どう教わりました?」
「『武士は名をこそ惜しめ』と、祖父は繰り返し申しました」
「そうですか」
ガル博士の顔に淡い微笑が浮かんだ。
「あなたのお国とわたしの国とは、似たところがあると、わたしは常々思っていました。どちらも大陸から狭い海をへだてたところにある島国だ。どちらも古い歴史を持つ立憲君主国だ。あなた方には武士道があり、我々には騎士道がある。ですから、あなたにはおわかりいただけるはずだ。この世には、命を賭けて守らねばならないものがある、と」
ガル博士はちょっと言葉を切ったが、すぐにまた続けた。
「しかし、一方でわたしは医者です。人の命を救うというヒポクラテスの誓いを立て、それを守ってきました。もし、わたしがたった一度だけ取った卑怯な行動のせいで、ひとの命が脅かされるとあれば、わたしは君に話さなければならないでしょう」
ガル博士の声は淡々と落ち着いて穏やかだった。
「あのタンブレッティという男の保釈金を払ってやったのはわたしです。出来る限り秘密に、代人をたてて行ったのだが、あなたが噂を聞いたというなら、やはり人の口に戸は立てられないらしい。いや、単に悪事は必ず露見するということかもしれない。なぜ、そんなことをしたのかと言うと、あの男に出来る限り早くこの国を出て行ってもらいたかったから、と言うしかない。あの男がジャックかどうかということは、わたしにはわからない。だが、問題はそこにはなかった。警察が殺人事件の方に重きを置いてあの男を取り調べるつもりだったとしても、もう一つの罪も否応無く調べられることになる。それは、なんとしても避けたかった」
男色罪のことだ。ガル博士が? まさか。
「わたしの知っているある身分ある若者が、いささか無軌道な性格で、よくホワイトチャペルに出入りしていた。悪い若者じゃない。せいぜい酒を飲んだり、拳闘を見に行って賭け事に手を出したりする程度なんだが、ひとつだけ、困った性癖があった。その性癖のせいで、タンブレッティという男と困った場所で何度か鉢合わせしたことがあるらしい。タンブレッティが調べられれば、この若者の名前が出るかもしれない。それは、絶対に避けねばならなかった」
わかった。ガル博士が必死でかばっている若者。クラレンス公アルバート・ヴィクター、通称エディー、英国皇太子の息子、ヴィクトリア女王の孫。
アルバート・ヴィクターが男色家だとしても、表に出なければどうということはない。英国の上流階級では珍しいことではない。ただ、おおっぴらにやってはいけない。表に出れば、社会的に葬られる。タンブレッティは大言壮語癖のある、いかがわしい医者で、その上、有名人の名前をぽんぽん挙げては自分の友人だと言いふらす癖があった。リンカーン大統領の友人だとさえ触れ回った男だ。もし、タンブレッティがクラレンス公と親しいなどと、取調べで言い、それが新聞に漏れたら……。もっと悪いことに、どこで出会ったという場所まで新聞に載ってしまったら……。関係者はふるえあがったに違いない。それで、女王の信頼厚いガル博士が、ことの収拾にあたったのだ。
「君は名誉の重みを理解してくれているとわたしは信じる」
ガル博士の言葉に、俺はうなずいた。誰にも話すつもりはない。むしろ、ガル博士がこんな重大な秘密を話してくれたことに驚いていた。
ガル博士は穏やかな目でこちらを見ていた。左手は、動かなくなった右腕を静かに撫でている。
「なぜ、しらばっくれないのか、不思議ですか? 若い君にはまだ、わからないだろうな。二年前、第一の矢は的を外した。おかげで、わたしは命長らえた。だが、運命の矢筒にはまだたくさんの矢が残っている。いつ第二の矢が放たれても不思議はない。創造者の前に立つ時、わたしは心に恥じることなく、彼の目をまっすぐに見たいのです」
俺は感謝の念を込めて頭を下げた。
「君が守ろうとしているその女性だが、恋人かね?」
頬が赤くなったのを感じた。なんといっていいのかわからなかった。
「いえ。ただ俺の…尊敬している……大切に思っているひとです」
ガル博士は微笑んだ。
「結構。大切にしたまえ」
「博士、もう一つだけ。タンブレッティが立ち回りそうな場所をご存知ありませんか?」
ガル博士は首をかしげた。
「さて。実はわたしはその男のことは大して知らないんだ。実際に会って話したことは一度もない。ああ、一度だけ、遠くから見たことがあるが」
「そうですか」
「君の情報源だが、彼はどこでその男を見たのかね?」
「レスター・スクエアだそうです。ただ、口髭を剃り落としていたので、まるで別人のように見えたと言っていました」
「口髭を……」
「ええ」
博士はいきなり黙ってしまった。何か考え込むような顔をしている。口髭のないタンブレッティ、とつぶやいた。
「博士、何か?」
ノックの音がして、執事が客間に入ってきて、ガル博士の側に身を屈めた。ガル博士がうなずく。
「申し訳ないが、急な来客があってな、失礼しなければならない」
俺は立ち上がった。もう、話は終わっている。
「夜分遅くまで、お時間を頂いて申し訳ありません」
玄関ホールでは、身なりのいい若い紳士が落ち着かない様子でうろうろと歩き回っていた。俺が通りかかっても、ちらりとも目を向けない。何かよほど心にかかることがあるらしく思えた。
執事が玄関ドアを開けて送り出してくれる時、背後でガル博士が、来客に呼びかける声が聞こえた。
「ダーリントン卿、これは珍しい。さあ、どうぞ」
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