私の勘違い

第1話

　私の幼い頃は戦隊ヒーローをよく見ていた、実際に5人の戦士が悪者と戦って人々を守るようなシチュエーションに見えた。

　私自身、本当に戦隊ヒーローが世界を救うようなイメージに見えていた。

　最初は戦隊ヒーローがとてもかっこいいと感じた。

　しかしながら、私自身は徐々にませていき、いつの間にか、女性ヒロインに目が奪われていた。

　それもそのはず、子供のいるお父さん、お母さんも子供と一緒に見るからである。

　特に子供の父親なら女性ヒロインに目を言ってしまうのは当然である。

　戦隊ヒーローを見ていて、あの女性ヒロインの女の子は可愛い、綺麗と思ってしまうからである。

　悪役の女性ですら、可愛い、綺麗と感じてしまうのは大人の男性の本能であるからだ、私自身もどんどん大人の男になっていく気になってしまい、しまいには女性ヒロインを見たいがために戦隊ヒーローの番組をみていた。しかし、30歳を過ぎてから、子供がいないにも関わらず、親心のような感情がでてきたのも事実である。

　なぜならば、よくみれば、5人の戦隊ヒーローが1人の悪役をいじめているように見えてきてしまう。

　もし、それを子供達が真似したら、それは大変危険な事で社会的問題になるような気がしてならない。

　私自身はいっそのこと、そんな戦隊ヒーローの番組をやめるべきではないかとジレンマ状態だ。

　どうか、戦隊ヒーローを見ている子供達、そして親御さんも配慮していただきたいと心から願っている。

　戦隊ヒーローは最後は必ずハッピーエンドで終わるが、世の中の社会は辛い事ばかりである。