第1295話 エロ灸

お灸をすえる。それはきつく懲らしめ、戒めることを意味する。

ここに浮気癖の凄い男がいた。その男の妻は、お灸をすえてやるといい、ついに男はお灸をすえられることになった。男は妻に病院に連れていかれた。

「先生、今日はこの馬鹿な男にお灸をすえてやってください」

「わかりました。では、エロ灸をすえましょう」

「それは一体何ですか?」

「二度とエロい事を考えなくなるようなお灸ですよ」

「それはいいですね。存分にやってください」

先生は分かりましたと答えると、妻は待合室で待っていた。

「ぎゃあああああああああああああああああああああ」

物凄い悲鳴が聞こえてきた。断末魔と言ってもいい。その声が聞こえた後、さすがに妻もやりすぎたかと反省したが、浮気男は平然とした表情をして戻って来た。

「浮気はしない?もうエロい事は考えない?」

「絶対ない」

妻が言うと男は即答した。中では一体何があったのだろうか。

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