第847話 私は読身です

私は独身です。そう、私は独身なのです。独身であり、読身です。本を読む身と書いて読身です。中でも恋愛小説をよく読みます。でもだからといって実際の現実世界の恋愛に興味があるというわけではありません。物語の中の恋愛と現実の恋愛は、全く違うのですから。私は生涯、独身で読身を貫くでしょう。だって恋愛なんて何もメリットがないですから。所詮は脳の錯覚。他人と他人が分かり合える事なんてないのです。


ところでこんな話がありました。小説の中での話です。ある女性が病気で余命三ヶ月になってしまい、恋人が最期の時まで一緒にいようとするのです。しかしですね。現実の場合に置き換えてみるとどうでしょう。現実では終活に向けて色々動くでしょう。きっと忙しい事この上ないはずです。残念ですがこれが現実なのです。えっ?私は毒を吐きすぎですか?

そうですか。そんな事ないと思いますが。なら私は独身であり、毒身ということでしょうか。

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